ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-12

[米ドル円]オミクロン株情報で荒っぽい動きも

(米ドル円日足)



東京時間にモデルナのCEOがオミクロン株に対して既存のワクチンや治療薬の効果が薄いとの見解を示すとリスクオフの円買いが進みドル円は下落に転じた。
NY時間に発表された11月シカゴ購買部協会景気指数も予想を下回るとドル円は112円54銭まで下落。その後パウエル議長のタカ派発言により一気に113円70銭まで反発したがNY株式市場が軟調な地合いで推移する中で円買いがドル円を再び下押し。113円付近まで押し戻されて引けている。
オミクロン株の懸念が広がる中でのパウエル議長のタカ派発言は市場にとっては予想外のものだ。FRBの正常化に向けた動きは長短金利差を縮小。ドル買いを促すものだがオミクロン株も重なり株式市場にとってはかなりのネガティブ材料となる。
結果的にリスクオフの円買いが続くとみるが、オミクロン株情報が相場の波乱材料でもあり上下に荒っぽい動きが予想される。

ドル円予想レンジ:113円70銭~112円30銭(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]物価上昇と感染拡大

(ユーロ米ドル日足)



アジアから欧州市場にかけて米長期金利が低下したことからユーロドルは1.1280付近からじりじりと上昇。欧州時間に発表されたユーロ圏11月HICPが4.9%と予想の4.4%を上回ったこともユーロの下支えとなった。
しかしNY時間にパウエル議長が物価上昇に対して一時的との見方を変えたことやテーパリングを加速させる可能性を示すと一転。ドル買いが進みユーロドルは1.1382から1.1235まで150ポイント近く下落した。
しかし急速に下落した反動もあり1.1350付近まで押し戻されて引けている。
FRBとECBの金融政策の違いや欧州の物価上昇、そしてコロナ感染拡大の動きなどユーロにとってネガティブ材料は続く。
ユーロの買い戻しが一巡すれば再び下落に転じるとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1390(BB中心、38.2%)~1.1280

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ポンド円]利上げ期待後退

(ポンド円日足)



東京市場でオミクロン株が既存の治療薬やワクチンの効果が薄いとの情報からリスクオフの円買いが進みポンド円は軟調な地合いで推移。151円60銭付近から150円50銭付近まで下落した。
フィキシングにかけて151円台に乗せたものの、その後パウエル議長のタカ派的な発言を受け株価が下落するとリスクオフの円買いが進みポンド円も下落。149円73銭まで売り込まれた。
その後は買い戻しの動きが入り150円ミドル付近まで上昇したが上値の重い展開がしばらく予想される。
市場は次回のBOE会合で利上げ期待があったがこの日キャサリン・マンMPC委員は「利上げについて議論するのは時期尚早」と発言。
また、新たなコロナ感染拡大への懸念も燻る中で利上げは見送られる可能性が高い。

ポンド円予想レンジ:151円00銭(23.6%)~149円30銭(10月1日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]オミクロン株とパウエルFRB議長発言でアップダウン

オミクロン株への既存のワクチン効果が薄いという報道でドルは下落した一方でパウエル議長のタカ派発言で上昇するなどドルは方向感の掴みにくい状況が続いている。

昨日の東京市場で日経平均株価は大幅高でスタートするとドル円も113円89銭まで上昇。しかし、その後モデルナのCEOがオミクロン株に対して既存のワクチンや治療薬の効果が薄いとの見解が示されると一転。リスクオフの動きが強まり430円余り上昇していた日経平均もマイナス460円まで下落。ドル円クロス円ともに下落した。
欧州市場でもオミクロン株を巡り株式市場が全面安となる中でリスクオフの動きが継続。
ドル円は先週の安値112円98銭を下回ると112円70銭まで下落した。
その後113円台に乗せる場面も見られたがNY時間に発表された11月シカゴ購買部協会景気指数が61.8と予想の67.0を下回ったことでドル売りが先行。ドル円は112円52銭まで下落した。
しかしその後パウエルFRB議長の議会発言で一変。
議長は「インフレ高進のリスクは高まっている」「インフレの高まりが一時的との表現をやめる時期が来た」「12月FOMC会合でテーパリングの加速について議論する」などタカ派的な証言を行ったことでドルは全面高。ドル円は113円70銭まで反発。ユーロドルも1.1380付近から一気に1.1235まで下落。
一方NY株式市場はオミクロン株への懸念と利上げ観測を受け三指数ともに大幅に下落。リスクオフの円買いが強まるとドル円も113円付近まで押し戻されて引けている。
オミクロン株への不安はその実態が明らかになるまでは継続するとみられる。
一方でパウエル議長のタカ派発言は今後オミクロン株の拡大が本格化するようなら緩和政策継続へ戻る可能性が高い。
いずれにしても株式市場は二つのリスクにさらされる中で下落が更に加速する可能性が高く、それはリスクオフの円買いが強まることになる。
ドル円クロス円ともに一段の下押しが予想される。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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