ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-12

[米ドル円]FOMCとリスクへの警戒

(米ドル円日足)



先週はオミクロン株の懸念が広がりドル円は112円70銭付近から始まったが既存のワクチンの効果が高いことや重症化しないとの見方から懸念が後退したことで113円95銭まで上昇。NY株式市場も大きく上昇するなどリスクオンの円安が強まった。また、米前週分新規失業保険申請件数が52年ぶりの低水準となったことやCPIも前年比6.8%と39年ぶりの高い伸びとなったものの過度なインフレ懸念は後退。今週開かれるFOMC会合では予想通りテーパリング額を拡大し早期の利上げを行う可能性が高い。
ただ、市場は大分織り込んでいることもあり予想通りであれば一旦はドル売りで反応する可能性が高い。
また、オミクロン株や米中、米ロとの緊張関係の中でちょっとしたネガティブ材料に対しては過敏に反応しそうだ。NY株式市場も依然として値動きが荒い中で早期利上げに対して一時的に下落幅を拡大する恐れもあり一本調子のドル円上昇も考えにくい。
ただ、日米金融政策の違いによるドル買い円売りの流れは今後も継続することから押し目買いのチャンスを狙いたい。

本日のドル円予想レンジ:113円90銭(BB中心)~113円20銭
今週のドル円予想レンジ:114円40銭(61.8%)~112円30銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCYhBsV902gg58u-bXPsqipA

専門家による相場解説とFX攻略法動画を多数公開中
いいね&チャンネル登録お願いします


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]ECB理事会とFOMC

(ユーロ米ドル日足)



先週はオミクロン株への懸念が後退したことでユーロの買い戻しが強まり1.1355まで上昇。しかし、ウクライナ問題によるノルドストリーム2の停止に追い込むリスクが燻る中でユーロの上値も抑えられた。
今週はECB理事会があり、インフレ率は過去最大を記録する中で従来のAPPを一時的かつ限定的な拡大を検討するとの報道もある。実際に拡大するようならユーロ売りは強まることになるが、一時的ということで先行き減額の可能性が示されるようなら寧ろユーロ買いで反応。
ただ、今週はFOMC会合も開かれることからFRBとECBとの金融政策の違いが明確となれば最終的に対ドルでのユーロ売りが強まる可能性が高い。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1440(50%)~1.1180

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド米ドル]BOE政策会合での利上げは

(ポンド米ドル日足)



先週はオミクロン株拡大への過度な懸念が緩んだもののジョンソン首相は新たな規制をイングランドで導入することを決定。ポンドは1.3161まで下落した。
今週はBOE政策会合が開かれるが物価上昇の懸念が高まる中で利上げを実施するかに注目が集まる。先週ブロードベントBOE副総裁が「総合インフレ率は向こう数か月で一段と上昇する可能性がある」「英国のインフレ率は4月には5%を超える」と発言するなど利上げの可能性を示唆。
一方、多くのメンバーは雇用や物価データの結果が更に必要との認識を示している。また、オミクロン株のデータも不十分の中で今回の会合では利上げは見送られる可能性が高い。
ただ、今週の会合前には英国11月失業率やCPIが発表されることから、その結果を受け一時的に利上げ期待が高まる可能性もある。
ただ、結果的に会合で利上げが見送られるようなら元のレベルに戻る往って来いが予想される。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3340(BB中心、50%)~1.3180

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]FOMCなど各国中銀政策会合に注目

先週はオミクロン株拡大への懸念からリスクオフの円買いが先行したもののその後は既存ワクチンの効果が高いことや重症化へのリスクが低いとの見解が示されたことで世界の株価は上昇。リスクオフからリスクオンに転換するとドル円は112円後半から113円後半に上昇。原油価格も上昇する中で資源国通貨を中心としたクロス円が堅調な地合いで推移。一方、ウクライナ情勢による米ロの対立や北京オリンピックを巡る米中の関係悪化などの地政学的リスクの高まりなどが相場の足かせとなった。
ただ.週末に発表された米11月CPIは前年比6.8%と39年ぶりの高い伸び率となったが予想通りということで寧ろ過度なインフレ懸念が後退したとの見方が先行し株価は上昇。S&Pは史上最高値を更新するなど楽観的なムードが相場の下支えとなっていることは明らか。
今週はFOMC会合が開かれるがテーパリングの額が150億ドルから300億ドルに1月から増額すると予想される。
オミクロン株拡大による懸念が後退し、前週発表された11月雇用統計で失業率が急低下したことやCPIも過度なインフレ懸念が後退するなかで予想通りの結果となればドルが上昇。株価への懸念も楽観的なセンチメントが広がる中で限定的となればドル円だけ円安の動きが強まると予想される。
ただ、今週は15日に米債務上限引き上げ協議が行われるが難航するようならドル売りが強まりかねない。安心感が広がるオミクロン株だが死亡者などの単発的な報道により市場の不安が高まりかねない。また、中国恒大集団を発端とした中国不動産破綻懸念、そして米ロや米中の緊張の高まりによる地政学的リスクなど不安材料はいくつも燻る。

今週はBOEやECB、そして日銀やトルコ、そしてスイスなどの政策会合が開かれる。
特に注目されるECB理事会では物価上昇への懸念はあるものの従来のAPPを一時的に拡大することが検討されると予想。FRBとの違いが明確となればユーロ売りが更に強まりかねない。ただ、それ以降の規模縮小などが示されるようなら反対にユーロ買いに反応する可能性もあり注目される。
いずれにしてもクリスマスを前に今週は今年最後の注目イベントが集中することで株価を中心に相場が一段と乱高下する可能性が高い。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する