ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-01

[米ドル円]日銀利上げ期待と米金利上昇

(米ドル円日足)



先週はFRBの早期引き締め観測が高まる中でもドル売りが強まるなど調整の動きが目立った。しかし週末には米長期金利が上昇に転じるとドル買いの勢いが再開。一方で今週開かれる日銀会合では利上げの可能性が示されるとの見方から円買いの動きがドル買いを上回りドル円は113円49銭まで下落した。NYダウが続落したことも円買いに拍車をかけたが、引けにかけダウが下げ幅を縮小すると買い戻しが入り114円台に乗せて引けている。
日銀としては物価上昇や円安への懸念が高まるもののここで実際に利上げは難しいとの市場の見方は根強い。一先ず先週113円ミドルまで下落したことで目先の底値を付けた可能性が高い。
ただ、米長期金利も1.8%付近で上値が抑えられるとみられドル買いの動きにも一服感が漂うことからドル円の上値も限定的とみる。

本日のドル円予想レンジ:114円50銭~113円70銭
今週のドル円予想レンジ:115円00銭~113円40銭(76.4%、BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]下降トレンドラインを下回る

(ユーロ米ドル日足)



FRBの早期利上げ観測が高まるものの米長期金利が低下したことでユーロドルは昨年11月後半から始まったレンジ相場の上限となる1.1380付近を上抜けると断続的に損切りを巻き込みながら1.1482まで上昇。しかし週末には米長期金利が再び上昇に転じるとドル買いユーロ売りが強まり1.14ドルを片足割り込んだ。
ラガルドECB総裁は先週末に「インフレ押し上げ要因は年内に緩和する」「中期で2%のインフレ目標を確実に実現させる」と発言。ECBの引き締め政策は暫く難しいとみるとFRBとの政策温度差は依然としてユーロの上値を抑えている。
オミクロン株感染拡大やウクライナ情勢への地政学的リスクなどが燻る中で今週のユーロドルは再びレンジ内に戻る可能性が高い。寧ろユーロショートを炙り出した後だけに今度はレンジの下限を試しに行くとみる。
また、ユーロ円などユーロクロスの売りが強まるなかでユーロの下押し圧力は一層高まる。
短期的に1.1480付近でダブルトップを付けており、週足終値で下降トレンドラインを下回ったことで下方向への圧力再開。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1480~1.1300(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[カナダドル円]調整後再び上昇へ

(カナダドル円日足)



WTIが78ドル付近まで下落して始まったがその後再び買いが強まり83ドル後半まで上昇して引けるなど底堅い動きを継続。コロナ感染は拡大しているものの経済正常化に向けた動きが高まる中でエネルギー需要は衰えずカナダドルの下支えとなっている。
また、今月初旬に発表されたカナダ12月雇用統計は予想を上回る好調な結果を示したことでBOCへの利上げ期待が高まる。

先週は92円16銭の高値を付けた後下落に転じたが週末には90円54銭で反発。
このレベルの下の90円30銭付近はフィボナッチ38.2%戻しでありボリンジャーバンドの中心線が位置することから強いサポートとして意識される。再度90円30銭付近で下げ止まるようなら買いを入れていきたい。

今週のカナダ円予想レンジ:92円60銭(BB上限)~90円30銭(38.2%、BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]日銀金融政策決定会合に世界が注目

先週は米CPIが39年ぶりの高水準を記録。また、パウエルFRB議長やブレイナード理事がタカ派的な発言を繰り返したものの市場は織り込み済みということもあり米長期金利は低下しドル売りで反応。NY株式市場も軟調地合いで推移するなどこれまでの動きに対する調整が強まったが最終的に収まり始めた。
115円後半から始まったドル円は114円ミドル付近まで下落。ユーロドルも長く続いたレンジの上限を上回るなどドル安を中心とした動きが目立った。
しかし週末には円買いを中心とした動きに変わった。日銀は今週の金融政策会合で「物価目標が2%に達する前に利上げをすることが可能かどうか議論している」との報道が一部で伝わり円買いが先行。ドル円は114円前半から113円ミドルに下落。
一方で米長期金利が上昇する中、ドル買いも強まったことで欧州市場では114円付近まで押し戻された。
しかしNY時間に発表された12月小売売上高が予想を下回るとNYダウが大きく下落してスタート。ドル円は113円49銭まで下落。
その後は米長期金利の上昇を受けドル買いの動きが活発となりドル円は114円台に乗せて引けている。
今週はこれまで全くと言ってよいほど無視されていた日銀の動向に世界の注目が集まる。
2%の物価目標を目指してきた日銀だが原油高などから国内の急速な物価上昇に加え円安が更に物価を押し上げる状況で物価と成長率を上方修正するようなら利上げが視野に入り円買いの強まる展開が予想される。
一方でFRBの早期利上げ観測から金利上昇に伴うドル高が一段と進むとみられるなかでドル円の下値も限定的とみる。
結果的にドル高円高が進む状況ではクロス円の下落が一段と進むことになる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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