ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-01

[米ドル円]ウクライナリスク燻る

(米ドル円日足)



欧州株価が堅調な地合いで推移する中ドル円は113円後半から114円前半に上昇するなど堅調に推移。NY市場でも株式市場は三指数ともに反発して始まるとドル円も114円38銭まで上昇。ほぼ高値圏でFOMC会合が始まった。
FOMC会合の声明ではバランスシート縮小を利上げ開始後に始めるとしたことで発表後ドル売りで反応。しかし、パウエル議長が今年後半としていたバランスシート縮小の開始時期を年半ばに開始する可能性を示唆。また、利上げを毎会合で実施する可能性を否定しなかったことでドルは全面高。一方株式市場は一転して下落したことでリスクオフの円買いが進みドル円は底堅い動きとなり114円60銭まで上昇して引けている。
一先ずFOMC会合というビッグイベントを終えたことでイベントリスクは後退しドル円は堅調な地合いを継続。
ただ、FRBは利上げペースを想定よりも早めると同時にバランスシート縮小も急速に進めるようなら株式市場の下落は今後も続くことになる。また、ウクライナ問題は依然として燻る中で来週にかけて更に緊迫度を増す可能性が高く、ドル円もそろそろ天井に近いとみる。

ドル円予想レンジ:114円90銭(50%、BB中心)~114円10銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ウクライナ情勢激化とドル高

(ユーロ米ドル日足)



ウクライナ情勢の緊迫化を受けユーロは上値の重い展開が続く中で欧州時間に1.1272まで下落した。
その後開かれたFOMC会合では最初にドル売りで反応したことで1.1290まで上昇したが、パウエル議長の発言がタカ派的との見方が広がるとドル買いが強まりユーロは下落に転じた。
欧州時間に付けた安値1.1272を下回ると短期の損切を巻き込みながら12月20日以来の1.1236まで下落。このレベルはボリンジャーバンドの下限でもありサポートされたもののそのまま安値圏で引けている。
FOMC会合の結果を受け米長期金利は上昇に転じたことや、今後ウクライナ問題が燻る中でユーロは一段の下値を探る展開が予想される。
ただ、これまで続いたレンジの下限1.1187はかなり強いサポートとして意識されておりひとまず買いが並ぶとみる。
この安値を下回るようなら1.1ドルまで特に目立ったサポートは見られない。

ユーロドル予想レンジ:1.1280~1.1190(11月24日安値付近)

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[カナダドル円]BOC利上げ期待残る

(カナダドル円日足)



昨日のNY時間に開かれたBOC会合では予想通り政策金利0.25%据え置きを決定。
声明文では「経済のスラックが完全に吸収された」「政策金利に関する例外的なフォワードガイダンスを削除」「物価安定目標達成のために利上げの必要性がある」などほぼ予想通りの内容となった。ただ、市場の一部では利上げの予想もあっただけに発表直後カナダドル売りで反応。発表直前に91円を付けたカナダ円は90円45銭まで下落。
その後マックレムBOC総裁が「今日は緊急政策を終了する最後のステップ」「オミクロン株の影響を考慮して金利を据え置いた」とし「我々は数回の利上げが必要」さらに「利上げ後、再投資の段階を脱し少なくとも一部の国債をバランスシートから吐き出すことを検討」など次回の利上げを示唆する内容となったことでカナダ円は90円94銭まで買い戻された。
しかしその後のFOMC会合ではタカ派的な内容となったことで株価が下落しリスクオフの円買いが進行。また、米長期金利上昇により対ドルでもカナダドル売りが強まるとカナダ円は発表直後の安値を下回る90円19銭まで下落した。
引けにかけて買い戻しの動きが強まったものの上値は依然として重くなっている。
ただ、FOMC会合というイベントが終了し次回の会合での利上げ期待が高まる中でカナダ円の下値も限定的とみる。

カナダ円予想レンジ:90円90銭(50%、BB中心)~89円80銭(BB下限)

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[全般]FOMC会合後にドル高株安

注目されたFOMC会合では市場がタカ派的と受け止め金利が上昇しドル高株安、そして円高が進む結果となった。

昨日の東京市場では前日のNY株式市場が冴えない動きとなったことを受け日経平均株価も軟調に推移。ドル円も113円後半で上値の重い展開が続いた。
しかし欧州市場に入り株価が堅調に推移するとリスクオンの円安が進みドル円も114円台に浮上。
NY時間に入り発表された米12月新築住宅販売件数が予想を大きく上回るなど好調な結果を示した。
この日はFOMC会合を控える中でNY株式市場は三指数ともに上昇して始まったが更に上昇幅を拡大。FOMC会合ではこれまでの内容を踏襲するようなら株価は安定するとの見方もあったようだ。
欧米株価の上昇を背景にリスクオンの円安が進みドル円クロス円ともに堅調な地合いで推移。
注目のFOMC会合では予想通り政策金利据え置きを決定。
声明では「バランスシートの縮小は利上げ開始後に始める」「利上げは近く適切になるだろう」など想定内ではあったが一部でバランスシート縮小は3月会合前の2月にも開始されるとの見方もあり発表直後ドル売りで反応。
しかし、その後パウエル議長がバランスシート縮小の開始を今年半ばに開始する可能性を示唆。1月の議会証言では今年後半としていたことから市場はタカ派的と判断した。
また、利上げに関しても毎会合で利上げを決定する可能性も排除しない姿勢を示したこともありドルは上昇。これを受け、それまで堅調に推移していたNY株式市場の三指数ともに下落に転じ、また一時500ドル余り上昇していたNYダウもマイナスに転じるなど市場の混乱は収まらなかった。
ただ、今回のFOMC会合というビッグイベントが通過したことで一先ず市場は落ち着き始めるとみており、今後の雇用や物価関連の指標の結果に注目が集まりそうだ。
ただ、現時点での最大の注目材料はウクライナ問題に集中する可能性が高く、リスクオフの円買いドル買いの動きは暫く続くとみる。

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