ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-02

[米ドル円]日銀緩和姿勢とCPI

(米ドル円日足)



東京市場終了後に黒田日銀総裁が14日に0.25%の指し値オペ(一定の金利で無制限に国債買い入れ)を実施すると発表。円は全面安となりドル円は115円87銭まで上昇。
その後発表された米1月CPIが予想を上回ったことから米長期金利が2年半ぶりの2%台に上昇したことでドルが全面安。日銀との金融政策の違いが明確となったことでドル円は116円33銭まで上昇。ただ、今年1月4日に付けた高値116円34銭を意識した売りが強まり116円73銭まで押し戻された。
その後ブラード・セントルイス連銀総裁が7月1日までに合計1%の利上げを実施する可能性を示したことで再びドル買いが強まるとドル円は116円10銭まで上昇して引けている。
日米金融政策の違いはこれまで指摘されていたが、改めて今回の指し値オペとCPIの結果によりその違いが意識された。
一方、株式市場は大きく下落したことから円買いの動きが今後警戒されるとみられ一方向にドル円が上昇するのも難しい。
今日は週末ということもあり再度116円33銭の高値を試して超えられないようなら調整のドル売り円買いが強まる可能性は高い。

ドル円予想レンジ:116円35銭~115円50銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]CPI発表後にユーロ乱高下

(ユーロ米ドル日足)



米1月CPIが予想を上回り40年ぶりの高い伸び率となったことでドル買いが進みユーロは1.1440から1.1375まで下落した。
しかし、その後はポジションの巻き戻しが入り反発。1.1440を上抜けすると寧ろショートカバーを誘発し1.1495まで上昇した。
ところがその後ブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派発言で再びドル買いが進みユーロは1.14手前まで押し戻される往って来い。
結果的にダブルトップの1.15ドルを上抜け出来ずに押し戻されたことで1.1495は当面の天井として意識されそうだ。
米長期金利が2年半ぶりの2%台まで上昇するなどドル買いの流れは継続。
ウクライナ問題を抱える中で当面は昨日の高値と安値のレンジ内でのもみ合いが続くとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1480~1.1380(50%)

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[豪ドル円]日銀緩和継続とリスクオフ

(豪ドル円日足)



黒田日銀総裁が臨時の指し値オペを実施すると発表したことで円売りが進み豪ドル円も上昇。その後発表された米1月CPIは予想を上回る結果となり米長期金利が上昇すると豪ドルは対ドル対円でも上昇。83円99銭まで上昇した。84円には売り注文が並んでいたとみられその後反落。NY株式市場も三指数ともに大きく下落したことで円買いの動きも強まり豪ドル円は83円まで押し戻されて引けている。
日足ローソク足チャートを見ると長い上髭を伸ばして引けていることから目先の天井を付けた可能性が高い。
日銀の緩和政策継続姿勢は円安を誘導するものだがそれ以上に目先のリスクに敏感な豪ドルだけに今日の株価の動向次第では一段の下値を探る展開が予想される。

豪ドル円予想レンジ:83円40銭(50%、BB上限)~82円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]日米金融政策の違い再確認

昨日発表の米CPIは予想を上回ったことでFRBの急速な引き締め観測がドル買いを促す一方で日銀は緩和政策継続姿勢を示したことでドル円は116円台に上昇して引けている。

昨日の東京市場では前日のNY株式市場が続伸して引けた流れを継いで日経平均株価も上昇。ドル円も115円ミドル付近でもみ合いが続いた。
ところが東京市場終了後の欧州時間に黒田日銀総裁が連休明け14日に0.25%の指し値オペを実施すると発言。欧米の金利上昇を受けて日本国債利回りが上昇するのを抑えるため0.25%を上限に無制限の国債買い入れを実施するとした。これを受け円売りが進みドル円は115円87銭まで上昇。クロス円も全面高となった。
その後は米国CPIの発表を控えマーケットは様子見姿勢が続いた。
注目の米1月CPIは0.6%と予想の0.5%を上回り前年同月比でも7.5%と約40年ぶりの伸び率となったことを受け米長期金利が2%を上回るとドルは全面高。市場は3月のFOMCで0.5%の利上げを実施する可能性が高まったとの見方が金利上昇につながった。
ドル円は一気に116円33銭まで上昇した。
一方でNY株式市場は三指数ともに下落。急速な利上げに対する不安が株価を押し下げたことで円買いも進みドルもポジション調整の売りが入り、ドル円は115円後半に押し戻された。
ところがその後ブラード・セントルイス連銀総裁が「7月1日までに合計1.0%の利上げを支持する」「それには2000年以来の0.5%の利上げも含む」と発言。市場は予想以上にFRBが積極的な引き締めを行うとの見方が広がりドル円は再び116円台に上昇。
日銀が緩和政策を発表したばかりのタイミングで米CPIが予想を上回りFRBの早期で急速な引き締め観測が広がるなど日米金融政策の違いがドル円を押し上げると同時にクロス円も全面高となった。
ただ、急速な金利上昇は株価にとっては懸念材料でありこのまま株価下落が続くようならドル円クロス円ともに反落するリスクが高まる。
また、ウクライナ情勢もここにきて緊迫度を増しており、これもリスクオフの円買いを促すものだ。
しかし市場にはオミクロン株感染が縮小に向かう中で正常化に向けた楽観的な見方が広がりNY株式市場の下げが限定的となればドル高円安が進みやすい状況は継続。
今日のNY株式市場の動向に注目したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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