ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-03

[米ドル円]停戦協議の行方

(米ドル円日足)



東京市場で米長期金利が上昇したことによりドル円は堅調な地合いで推移。
NY時間にパウエル議長が議会証言で今月のFOMC会合では0.25%の利上げを支持するとの発言を受け株価が上昇しリスクオンの円安が進んだ。
また、ロシアがウクライナと2回目の停戦協議をするとの報道から安心感が広がりドル円は115円68銭まで上昇。安全な債券売りが強まり米長期金利が上昇したこともドル円を押し上げた。
ただ、本日の停戦協議は非常に高い確率で決裂する可能性があり、そうなれば株価が下落し米長期金利が低下することになる。

ドル円予想レンジ:115円90銭(76.4%)~115円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]寄引同事線で底打ちか

(ユーロ米ドル日足)



欧州時間にウクライナ情勢の緊迫化を受けユーロは1.1060まで下落した後1.1119まで押し戻されたがNY市場で再び1.1058まで下落。
その後ロシアがウクライナと2回目の停戦協議をするとの報道を受け瞬間1.1143まで上昇した。
結果、底値圏でローソク足チャートに寄引同事線が現れたことで当面の底値を付けた可能性が高い。
昨日発表されたユーロ圏2月HICPも5.8%と統計データが公表されている1997年以降最大の上昇幅となった。
ただ、ウクライナ情勢の緊迫が今後も継続されると予想される中で上値は限定的。

ユーロドル予想レンジ:1.1180(38.2%)~1.1060

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[カナダドル円]BOC政策金利据え置き

(カナダドル円日足)



昨日のNY時間に開かれたBOC政策会合では政策金利を予想通り0.5%据え置きを決定。
声明では「経済が拡大し続け、インフレ圧力が上昇し続ける中、理事会は金利をさらに引き上げる必要があると予想」「「追加利上げのタイミングとペース、およびQT開始は、継続的な経済評価と2%のインフレ目標達成へのコミットメントに基づく」などのタカ派的な内容となった。
ただ、会合前から既にカナダ円が上昇していたこともあり会合後売りが先行したが、その後は再び上昇。
原油価格が10年10か月ぶりに112ドル台に上昇したことやNY株式市場が反発したこともありカナダ円は91円47銭まで上昇した。
ただ、このレベルはフィボナッチ76.4%戻しでありボリンジャーバンドの上限も位置したことで上値は抑えられた。
今日のロシアとウクライナの停戦協議で何らかの合意がみられるようなら92円を上抜ける可能性が高いが、そう簡単に合意はなさそうだ。

カナダ円予想レンジ:91円70銭(2月10日高値)~90円70銭(BB中心)

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[全般]停戦協議への期待とFRBの利上げ

ロシアが2回目の停戦協議を実施するとの報道で市場に安心感が広がり株価は上昇。また、パウエル議長の利上げに関する発言も市場の下支えとなった。

昨日の東京市場では日経平均株価が下落して始まったものの米長期金利が上昇したことでドル円は115円台を回復。
欧州市場に入るとウクライナ情勢が緊迫化したことでエネルギー価格が上昇する中ユーロ売りが先行。一時20年5月以来の1.1058まで下落した。その後は買い戻しの動きが強まり1.1120まで反発したもののNY市場で再び下落。
パウエルFRB議長の議会証言では「今月のFOMC会合では0.25%の利上げを支持する」との発言を受けNY株式市場が三指数ともに上昇。市場は0.5%の利上げもあるとの見方により不透明感が払しょくされた格好となった。
また、ロシアがウクライナの代表団と停戦について議論するとの報道も市場に安心感を与えたことでリスクオンの円安が進みドル円は115円68銭まで上昇した。
ウクライナ情勢の行方を巡り市場は不安と安心感の繰り返しとなっており相場もそのヘッドラインに右往左往する状況が続いている。
ただ、原油価格は10年10か月ぶりの1バレル112ドル台を付けるなどリスクを背景に上昇が止まらない。世界的に物価上昇を後押しするものでありFRBの利上げが急速に進む可能性もあり、それが株価の一層の下落を誘うことになる。
本日3日に停戦協議が開かれる予定だが、協議が進むとは考えにくく再び株価が下落し円買いが強まることになるとみる。

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