ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-03

[米ドル円]停戦協議決裂でリスクオフ

(米ドル円日足)



東京市場でドル円は停戦協議への期待もあり底堅く推移。欧州市場では115円80銭まで上昇した。しかし、欧州株式市場が軟調な地合いで推移する中リスクオフの円買いが強まり上値は抑えられた。
その後プーチン大統領がウクライナに対して強気の姿勢を示したことなどから115円ミドルまで押し戻された。期待された停戦協議ではロシアが「交渉は実質的な進展があった」とする一方でウクライナ側は「期待した成果は得られず」とした。
結果的に合意に至らなかったことでNY株式市場は反落しドル円は115円39銭まで下落した。
来週初めに第3回停戦協議が開かれるとしたものの交渉は難航する可能性が高く、リスクオフの円買いは暫く続くとみる。ただ、少しでも前向きなヘッドラインなどがあれば一時的に買い戻しが強まることになるが116円の上値を超えることは難しいとみる。

ドル円予想レンジ:115円90銭~115円00銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]交渉決裂と原油安がユーロの重石

(ユーロ米ドル日足)



前日底値圏で寄引同事線が現れたことにより目先反発するかと思われたユーロだが結局前日の安値を下回った。原油価格が一時116ドル台と13年半ぶりの高値を付けたことでユーロ売りが一段と強まった。また、第2回停戦協議が不調に終わったことでユーロの失望売りが入り前日の安値1.1058を下回り1.1034まで下落した。
来週の第3回停戦協議への期待は残るものの戦争は長期化するとの見方が広がる中ユーロの上値は切り下がっている。
次の下値サポートとしては大台変わりの1.10ドルが意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1110(38.2%)~1.1000

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[豪ドル円]資源価格上昇で豪ドル買い

(豪ドル円日足)



東京市場から豪ドル円は堅調な地合いで始まった。
ロシアとウクライナとの戦争によってコモディティー価格が上昇する中で、地域的に火の粉がかかりにくいといった安心感が豪ドル買いを促している。
NY時間にはアジアで付けた高値84円72銭を上回り、損切りを巻き込みながら84円93銭まで買われた。しかし、その後停戦協議が不調に終わり株式市場が反落したことでリスクオフの円買いが進み84円40銭まで押し戻される場面も見られた。
しかし、豪ドル買いの意欲は根強く84円60銭付近まで押し戻されて引けている。
地政学的リスクの高まりからリスクオフの動きは今後も継続するとみるが、避難通貨としても豪ドルなどに買いが入りやすい状況が続くと考えられる。
ただ、週末で休みの間に何が起きるか分からないということもあり昨日の高値85円付近では売りが並ぶとみる。

豪ドル円予想レンジ:85円00銭~84円20銭(38.2%)

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[全般]停戦協議も合意に至らず次回協議へ

第2回の停戦協議での合意に向け市場に期待が高まったが結果的に合意に至らず次回3回目の協議を行う事で合意。長期化する可能性が高まった。

昨日の東京市場では前日のNY株式市場の反発を受け株価とドル円は堅調な地合いでスタート。ドル円は前日のNY高値を上抜け115円71銭まで買いが進んだ。
この日はウクライナとロシアとの第2回停戦協議を控え市場全般にリスクオンムードが広がった。
欧州市場に入るとユーロ売りが加速。WTIが一時13年半ぶりに116ドルまで上昇したことによりロシアへのエネルギー依存度の高いユーロに売り圧力が高まった。
一方、資源価格上昇を背景に豪ドルやカナダドルといった資源国通貨は堅調に推移。
NY市場が始まると更に資源国通貨買いが高まる一方でユーロ売りは加速。
プーチン大統領が「ウクライナ中立化と非武装化がなければ軍事行動は継続される」との発言も市場に不安感を広げた。
その後停戦協議が行われ「民間人の退避への人道回廊を設置し、退避中の交戦停止で合意」との報道があったがその間でも戦闘が継続されていたこともあり市場の不安を払しょくすることはできなかった。
結果的に合意に至らずユーロ売りが加速。前日の安値を下回った。また、続騰していたNYダウは期待が後退したことでマイナスに転じるなどリスクオフの円買いが強まりドル円も115円39銭まで下落した。
ただ、来週初めに第3回停戦協議を行うとした報道もあり市場には一抹の希望が残されたことでドル円も下げ止まった。
プーチン大統領はウクライナに対する強硬姿勢を崩していないことから停戦協議で合意に至るのはかなり難しいとみてよいだろう。
期待と失望の繰り返しの不透明な相場展開が続く中でリスク回避の動きは暫く続くとみている。

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