ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-03

[米ドル円]ウクライナ情勢でドル買い円買い

(米ドル円日足)



ロシアがウクライナ最大の原子力発電所を占拠したことで核リスクが高まるなど地政学的リスクが一層高まり始めている。今週もウクライナ情勢を背景にリスクオフの円買いと同時にドル買いの動きも強まる中でドル円は狭いレンジ相場が継続するとみる。
また、安全資産の米国債が買われるなど米長期金利が低下しておりドルの上昇も限られる中で円買いが優勢となりやすくドル円の下方向へのリスクが高いとみる。
先週の米雇用統計発表後の動きを見ても地政学的リスクが高まる時には経済指標や金利に為替相場は鈍感になる。
ヘッドラインで停戦への期待が高まるような情報が流れるときは円売りの動きが強まる場面も想定されるが戦争状態は長期化する可能性が高く一時的な上昇にとどまるとみる。

本日のドル円予想レンジ:115円50銭~114円40銭
今週のドル円予想レンジ:115円80銭~114円00銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]1.1ドルを割り込む

(ユーロ米ドル週足)



ロシアがウクライナ最大の原子力発電所を占拠したことから欧州市場ではエネルギー価格上昇による景気減速だけではなく核の脅威への不安が高まりユーロ売りが加速。強いサポートとして意識されていた1.1ドルの大台を割り込み1.0886まで下落した。その後1.0930付近まで買い戻されたものの依然として上値の重い展開は継続するとみる。
今週はECB理事会が開かれるが物価上昇を背景に利上げへの言及があるか注目が集まる。ただ、ここで利上げを実施することでスタグフレーションへの懸念が高まる可能性は高くユーロが上昇したとしても一時的とみる。
戦争が終結するまではユーロ売りの流れは変わらず戻り売りスタンスで臨みたい。
下値は先週付けた安値1.0886を下回るようならコロナパンデミック後に付けた安値1.0634までとくに見当たらない。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1110~1.0640

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[豪ドル円]コモディティー価格上昇で豪ドル堅調地合い

(豪ドル円日足)



ウクライナ情勢の緊迫化を背景にコモディティー価格が上昇する中で資源国通貨である豪ドル買いが継続している。
ウクライナの小麦やトウモロコシなどの農産物が輸出できないことやロシアのLNGがストップしたことから世界的な物価上昇につながった。そのため豪州からそれらの輸出が伸びていることから豪ドル買いの動きが強まった。
先週行われたRBA政策会合では政策金利を据え置くとともにこれまでと同様に利上げに慎重な姿勢が示された。しかし、物価上昇の動きは豪州内でも起きておりいずれ金融政策は正常化に向けた動きに転じるとみる。
今週はRBAの複数の要人発言が控えており物価上昇に対して引き締めの必要性が示されるようなら一段の豪ドル買いが強まるとみる。
もし、発言がこれまでの内容を踏襲したものであっても豪ドル買いの流れは継続。

今週の豪ドル円予想レンジ:86円25銭(10月21日高値)~83円60銭(50%)

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[全般]ウクライナ情勢とFRB

市場の注目はウクライナ情勢に集まるなかで堅調な米経済と物価上昇を背景にFRBの利上げへの思惑からNY株式市場の下落とリスク回避のドル買いが交錯する。
先週はロシアのウクライナへの攻撃激化によるリスクオフの動きが強まる中で第2回停戦協議への期待からドル円は上下に振らされた。
結果的にロシアのウクライナ侵攻の動きは激化し週末にはウクライナ最大の原子力発電所であるザポリージャを占拠。放射能拡大への懸念が広がる中で世界的な株価下落が止まらずリスクオフの円買いが進みドル円クロス円ともに下落。
リスク回避の動きによるドル買いと同時に円買いが進みドル円は115円を挟んでの狭いレンジ相場に入った。
先週末に発表された米2月雇用統計は雇用者数が67.8万人と予想の40万人を大きく超えた。失業率も3.8%と予想の3.9%を下回るなど労働市場が好調であると改めて確認された。また、WTIは1バレル115ドル台に乗せるなど物価上昇への懸念が高まる中でFRBへの利上げ観測の高まりもドル買いにつながったとみられる。
ただ安全資産である米国債の買いも同時に強まり10年債利回りは1.73%台に低下するなど為替市場は金利に反応を見せなくなっている。
今週開催予定の第3回停戦協議が決裂すればリスクオフの相場展開が更に強まることからクロス円の下落が一層強まると予想される。特にユーロの下げの勢いは止まらず一段の下落に拍車がかかりそうだ。
一方、コモディティー価格の上昇によりオセアニア通貨である豪ドルが買われやすくなっている。特に戦闘地域から離れていることもあり逃避通貨としても豪ドルやNZドルに買いが集中している。
今週もリスクの高いユーロやポンドを売って安全通貨のドルや円、そして資源国通貨への資金シフトが継続すると予想される。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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