[米ドル円]円安加速、けん制発言の効果

イースター明けとなったアジア市場でドル円は早朝の126円後半から127円台、そして午後には128円台に突入。鈴木財務相のけん制発言も聞かれたが各国からの協力は得られないとの見方から、寧ろ円安は更に加速。
欧州市場で一旦押し戻される場面も見られたがNY市場で株価が三指数ともに大幅高となる中米長期金利が上昇しドル買いの動きも重なったことでドル円は引けにかけてこの日の高値となる128円97銭まで上昇。20年ぶりの高値を更新している。
今日からG20財務相・中央銀行総裁会議が始まるが鈴木財務相とイエレン米財務長官の会談も予定されており円安へのけん制発言が出るか注目。もし出たとしても一時的な下押しで終わりそうだ。
円安が止まらない状況は今日も継続するとみるが130円という大台の変わり目をどう迎えるかに注目。オプション絡みも含め130円前後では波乱含みの展開が予想される。
ドル円予想レンジ:129円80銭(BB上限)~128円10銭(38.2%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ円]15年6月以来の高値更新

東京市場でユーロドルが下落した始まったもののドル円の上昇が上回るとユーロ円は137円付近から上昇。2018年2月に付けた戻り高値137円50銭を上抜けると上昇が加速。イースター明けとなる欧州勢も買いから参入。138円84銭まで上昇した後は利食い売りが入り138円30銭まで押し戻された。しかし、休暇明けとなる欧州勢のポジションは軽く、再び買いが強まりNY市場では139円台に上昇。2015年6月以来の高値を更新した。
FRBの積極的な引き締めに対しECBも物価高止まりへの対応から早期利上げに動くとの見方も燻る中でユーロ円は底堅い動きが予想される。ただ、ウクライナ情勢が更に悪化すれば一時的にユーロ売りが強まる可能性は高い。
ユーロ円予想レンジ:141円00銭~138円30銭(38.2%)
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[豪ドル円]三角保ち合い上抜け

イースター休暇明けとなったオセアニア市場で豪ドル円は買いが先行。
日銀の緩和政策継続姿勢に対してRBAの早期引き締め観測が浮上。この日公開されたRBA議事要旨では「インフレや賃金の進展が最初の利上げ時期を早める可能性」などタカ派的な内容が示された。
イースター明けの欧州市場でも円安が進み93円前半から始まった豪ドル円は94円95銭まで上昇。2円近い上昇となったことで利食い売りが強まり94円30銭付近まで押し戻されたが、依然円安の流れが強くNY市場では95円台に浮上。そのまま高値圏で引けている。
原油価格が下落したことでコモディティー価格も軟調な地合いで推移する中、豪ドルの上値も抑えられたがそれ以上に円安の勢いが強く豪ドル円は今日も一段高が予想される。
豪ドル円予想レンジ:96円00銭~94円40銭(38.2%)
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[全般]イースター明け円全面安
昨日イースター明けとなったオセアニア市場も再開し、円が全面安の展開で始まった。
朝方126円後半で始まったドル円は127円台に乗せると午後には128円台を突破。急速な円安に対して鈴木財務相も「急速な為替変動は望ましくない」「米国などの通貨当局と緊密な意思疎通を図り、政府として適切に対応」などと円安けん制発言が聞かれたが、市場の反応は見られなかった。
FRBの積極的な引き締めへの思惑からドルも全般に買いが先行したものの、その後はクロス円の買いがユーロ円やポンド円などを押し上げたことにより、ドル売りの動きも見られた。
イースター明けの欧州市場でも円安の流れが止まらずクロス円は全面高。
NY市場では原油価格が下落したことから物価上昇への懸念が緩み、株式市場は三指数ともに大きく反発。既に消えたかと思われたリスクオンの円安という流れが再び強まり、ドル円は2002年5月以来の128円97銭まで上昇。クロス円も全面高で引けている。
ただ、原油価格の下落によりコモディティ価格も下落すると、資源国通貨の豪ドルやカナダドルの上値が抑えられた。
日米の金融政策の違いから円安がここにきて更に加速。日本の当局者からの円安けん制発言は寧ろ火に油状態となっている。今日から始まるG20財務相・中央銀行総裁会議では鈴木財務相とイエレン米財務長官の会談も予定されており、その中で急速な円安をけん制する発言が出る可能性が高い。しかし、今の円安は金融政策の違いによるもので一時的な効果しかない。また、米国も物価上昇を抑える中でドル高をある程度容認している状況のため、実際に介入は難しいとみられる。
ただ、ドル円の大台変わり130円を意識した動きには注意したい。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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