ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-05

[米ドル円]FRBの引き締めと株価下落リスク

(米ドル円日足)



FRBの積極的な引き締めに変化はないとして米長期金利は3年半ぶりの3.1%台に上昇しドル円は130円後半まで上昇。一方NY株式市場は軟調な地合いが続き円買いの動きも重なったことでドル円の上値は抑えられている。
今週米4月CPIが発表されFRBの引き締めスタンスを改めて確認することになりそうだ。
既に市場は積極的な引き締めを織り込み始めているもののドル買いの勢いはまだ続いていることから4月28日に付けた高値131円25銭を再度試す展開も予想される。
もし131円台に乗せられないようなら目先天井感が広がるとみている。

本日のドル円予想レンジ:130円90銭~129円80銭
今週のドル円予想レンジ:132円00銭(BB上限)~128円00銭(76.4%、BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ロシア次第でユーロ売り加速

(ユーロ米ドル日足)



1.05ドル付近を底にもみ合い相場が始まった可能性が高いものの、ロシアの行動次第で一段下げも予想される。
ロシアへの制裁強化により欧州経済への影響が懸念される中で今週9日にロシアが宣戦布告するとの見方があり、実際に戦争に引き上げられるようならユーロ売りが加速することになる。
一方、先週はビルロワドガロー仏中銀総裁が「ユーロが弱すぎると物価安定の目標を危うくする」「年末までに金利をプラスに引き上げることが合理的」などと発言。また、ナーゲル独中銀総裁も「ECBは金融正常化を進めるべき」「今のインフレは高すぎる」と発言。しかし、市場はユーロ買いには反応が鈍い。
ロシアへの経済制裁による欧州のダメージは大きくユーロの下落リスクは燻る。

ユーロドル予想レンジ:1.0700(50%、BB中心)~1.0400(BB下限)

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[豪ドル円]引き締め観測も買いに繋がらず

(豪ドル円日足)



先週のRBA政策会合で政策金利を0.1%から0.35%に引き上げた。市場は0.25%と予想したことから発表後は豪ドルが買われたが直ぐに押し戻されるなど、豪ドル買いの勢いが弱いことが確認された格好だ。
その後FOMC会合の結果を受け94円台に上昇する場面も見られたが結果的に92円付近まで押し戻されるなど上値の重い展開が続く。
ロウRBA総裁は「今後数か月の間に更なる利上げが必要」と発言するなど次回の会合で更なる利上げが予想されるが上値は抑えられている。
一方、ウクライナとロシアの戦争による代替輸出国としてのメリットは享受しており底値も堅い。
21日には豪州総選挙を控えていることも豪ドルのリスクとして意識される中で豪ドル円は暫く94円台から91円のもみ合いが予想される上昇トレンドは継続。

今週の豪ドル円予想レンジ:94円50銭(76.4%)~91円00銭

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[全般]米CPIとNY株式市場の動向

先週はFOMC会合でパウエル議長が6月の0.75%利上げに対して否定的な発言をしたことでハト派的と市場は受け止めドル売りが進んだ。しかしFRBは6月からバランスシートの縮小を始めるなど積極的な引き締めに変化はないとの見方が広がり米長期金利は3年ぶりの3.1%台に上昇。ドルが全面高となりドル円は130円80銭まで上昇するなど下落前のレベルを上回った。
一方、FRBの積極的な引き締め観測によってNY株式市場は大幅安となり、リスクオフの円買いも強まったことでドル円の上値を抑えた。
先週末に発表された米4月雇用統計で雇用者数は予想を上回ったものの失業率は3.6%と予想の3.5%を上回り、12か月連続で40万人を超えるなど雇用の逼迫感が広がり米長期金利は上昇。FRBの積極的な引き締め観測を促した格好だ。
今週はFRBの姿勢を占う上で重要な指標となるCPIが発表され、その結果に注目が集まる。
4月米CPIは前月、前年同月比8.5%で40年ぶりの伸び率から8.1%に低下すると予想される。もし予想通りかそれを下回るようなら物価上昇がピークに近付いているとの見方により米長期金利の上昇は頭打ちとなり、ドル売りが強まる可能性は高い。
反対に予想を上回ったとしても既に引き締め観測が広がっていることから影響は限定的とみる。
ただ、NY株式市場はここにきて神経質な展開が続いており更に下げ幅を拡大する恐れがあるため、リスクオフの円買いに反応するか注目される。
また、今週9日のロシアの対独戦勝記念日に合わせてプーチン大統領が宣戦布告し国家総動員をするとの観測があり注意したい。

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