ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-05

[米ドル円]上値の重い展開継続

(米ドル円日足)


先週のドル円はFRBの積極的な引き締めを背景に米長期金利が3.1%台に上昇。ドル円は今年最高値となる131円35銭まで買われたがNY株式市場の下落によるリスクオフの円買いがドル円の上値を抑えた。また、米CPIやPPI の結果を受けインフレ上昇のピークアウトが近いとの見方もありドル売りが強まるとドル円は下落に転じた。週末にはポジションの巻き戻しが入り129円ミドル付近まで押し戻されて引けている。
米物価上昇のピークアウトとの見方からFRBの過度な引き締めへの警戒感が後退しドルの上昇も一息つく可能性が高い。一方で株価の不安定な動きも収まりリスクオフの円買いも同時に収まるとみておりドル円の下値も限定的。

本日のドル円予想レンジ: 129円90銭~128円60銭
今週のドル円予想レンジ:130円50銭~126円30銭(50%、BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ロシア情勢とECB利上げ観測

(ユーロ米ドル日足)


先週のユーロは最初1.05ミドル付近でのもみ合いが続いていたがフィンランドがNATO加盟申請を表明したことでユーロ売りが加速。2週間余り続いたレンジの下限1.04ミドルを下回ると1.0354まで下落した。しかし先週もラガルド総裁が「最初の利上げは純資産購入終了後の数週間後になるかもしれない」など7月利上げの可能性を示唆したことでドイツ長期金利が上昇しユーロは下げ止まった。
また、米国CPIが前月から減速したことで物価上昇がピークアウトしたとの見方から米長期金利が低下しユーロは反発したが上値は重かった。
もみ合いから下に抜けだしたことでまだユーロ売りの勢いは強く、今週も一段の下値を探る展開を予想する。ただ、ここから下のサポートレベルとしては大台の1.0までは特にない。一週間での下げ幅としては200~300ポイントが過去に多く見られたことから今週も高値から230ポイント下の1.03近辺が下値目途とみる。

今週のユーロドル予想レンジ: 1.0530(61.8%)~1.0300(BB下限)

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[南アフリカランド円]SARBの利上げ観測

(南アフリカランド円日足)


ランド円は米国株価下落によるリスクオフの円買いと同時に中国ロックダウンの資源需要の低迷による懸念からコモディティ価格の下落がランド売りに繋がった。
今週は南アのCPIとSARB政策会合に注目が集まる。
前月のCPIは5.9%と物価目標の上限6.0%に近付いたことで今回の会合では政策金利0.5%引き上げが予想される。会合の前日には4月CPIが発表されるが前月と同レベルの5.9%が予想されており、もし予想を上回るようなら利上げ幅が拡大するとの見方からランド買いで反応しそうだ。
ただ、ウクライナ情勢やFRBの積極的な引き締め観測から株価は依然として不安定な動きが続いており、株価次第では利上げでもランドの下げ幅が拡大しかねない。
利上げ時は買いが先行する可能性もあるが、先週はダブルトップを付けた後に4月に付けた安値7円97銭を下回ったことで下押し圧力はまだ続きそうだ。

今週のランド円予想レンジ:8円18銭(61.8%)~7円79銭(BB下限)

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[全般]調整の動きが終わるには

先週は米株式市場の大幅下落を背景にリスクオフの円買いが進みドル円クロス円ともに下げ幅を拡大したが週末には買い戻しが入った。これまで進んだ円安の調整の円買いなのか、或いは本格的な巻き戻しになるのか、今週の株価の動向に注目。

先週はFRBのQT開始も含めた積極的な引き締めへの思惑からドル円は今年最高値となる131円35銭まで上昇。しかしNY市場ではその引き締めへの懸念が広がり株式市場は大きく下落。
また、先週発表された米4月CPIやPPIは前月から伸び率が減速したことでインフレ上昇がピークアウトしたとの見方が広がり米長期金利が低下したこともドル円の上値を抑えた。
また、フィンランドがNATO加盟申請を表明したことでロシアが反発するなど地政学的リスクが一層高まるとの見方が市場の不安感を広げ株式市場は更に下落幅を拡大。リスクオフの円買いが進みドル円は127円50銭まで下落。クロス円も全面安となった。
週末には株価は反発し円安が進むとドル円は129円台に押し戻されて引けているものの、株価の不安定な動きを見ると暫くリスクオフの円買いが続く可能性が高い。
また、米インフレ上昇のピークアウトとの見方が更に浸透すればFRBの過度な引き締め政策への見方が後退しドルの上値は抑えられることになる。
同時にNY株式市場の下落にも歯止めがかかることになればリスクオフの円買いも収まることになる。
市場の不安心理は長く続くことはないが、それにはセリングクライマックスのような動きが必要かもしれない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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