ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-05

[米ドル円]NY株価と米金利動向

(米ドル円日足)



先週末の東京時間に中国人民銀行がローンプライムレート(LPR)のうち、住宅ローンなどの金利引き下げを発表したことで景気回復への期待からアジアや欧州株価が上昇。リスクオンの円安が進み128円21銭まで上昇。その後米金利低下により押し下げられたが欧州市場で128円29銭まで上昇。再び押し下げられたもののNY市場で再度128円25銭まで上昇。しかしNY株価下落により127円ミドル付近まで押し戻されるなど、128円を中心にもみ合い相場が続いた。
NYダウは一時260ドル余り上昇した後600ドル下落し、結局プラス8ドルで引けるなど不安定な動きが続いていることからリスクオフの円買いが進行。また、米長期金利も低下したことでドル円は5月9日に付けた高値131円35銭が当面の天井となった可能性が高い。今週は米4月PCEデフレーターが発表されるが、結果次第で改めてインフレ上昇がピークアウトしたとの見方が広がれば金利低下と同時にドル売りが強まる。ただ、同時に株価を押し上げるようならドル円はドル売り円売りの綱引きとなり、下値も126円前半近辺で下げ止まるとみる。もしそれでも株価下落が止まらないようなら61.8%戻しとなる125円付近までの下げも視野に入る。

本日のドル円予想レンジ:128円30銭~127円50銭
今週のドル円予想レンジ:129円20銭(BB中心)~126円20銭(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ECB利上げ観測とスタグフレーションリスク

(ユーロ米ドル日足)



ウクライナに続きフィンランドやスウェーデンがNATO加入を表明したことでロシアの脅威が更に高まる中、欧州の地政学的リスクや欧州経済への打撃によるユーロの下押し圧力が継続。
一方で物価上昇抑制のためにECBは7月に利上げを実施するとの観測がユーロの下支えとなっている。
また、先週は米インフレがピークアウトしたとの見方から米長期金利が低下したこともユーロの押し上げ要因となった。
しかし欧州の景気減速懸念と物価上昇によるスタグフレーションリスクが燻るなかでユーロの下降トレンドは継続。戻り売りスタンスで臨みたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0640(50%)~1.0400

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[NZドル円]RBNZ政策会合

(NZドル円日足)



今週はRBNZ政策会合が開かれるが、前月に引き続き今回の会合でも同幅の0.5%引き上げで政策金利は2.0%になると予想される。
前回の会合では「高いインフレ率が長期インフレ期待の高まりへの警戒心を強めており、リスクを低下するために中立的なスタンスで速やかに利上げを進める」とした。NZの中立金利は2%前後と推定されていることから、今回の利上げで一先ず頭打ちとなる可能性がある。
NY株価下落によるリスクオフの円買いが進む中で、発表後にNZドル買いで反応したとしても上値は限定的とみる。

NZドル円予想レンジ:83円00銭(61.8%、BB中心)~80円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]リスクオフでボラタイルな動き継続

先週はNY株式市場が大きく下落したことでリスクオフの円買いが進むと同時に、米インフレ上昇がピークアウトしたとの観測から米長期金利が低下。ドル円は上値の重い展開が続いた。今週も不安定な株式市場によるリスクオフの動きが継続し一段の円高ドル安が進む可能性は高い。

先週末の東京時間に中国人民銀行が金利指標LPRのうち、住宅ローンなどの金利を引き下げると発表したことで市場に安心感が広がり、日本や欧州株が上昇。リスクオンの円安が進みドル円は128円30銭まで上昇。クロス円と共に底堅い動きとなった。その後は利食い売りなども散見されドル円は127円台に押し戻された。
NY株式市場も上昇して始まったことでドル円は128円25銭まで反発したものの、その後株価が下落に転じるとリスクオフの円買いが強まった。また、安全資産の米国債に買いが入ると長期金利が低下しドル円は127円59銭まで下落。クロス円もほぼ全面安となった。
週末ということもあり引けにかけて売られ過ぎた株価やクロス円が買い戻されたが、今週も株価を中心とした不安定な相場展開が予想される。
フィンランドやスウェーデンがNATO加盟を表明したことでロシアの報復措置として戦術核使用などへの思惑も燻る。
ただ、今週は米4月PCEデフレーターが発表され、その結果次第でインフレ上昇がピークアウトしたとの見方が改めて広がればNY株式市場にとってポジティブ材料となり、リスクオンの円安が進むと同時に米長期金利の低下がドル売りを誘うことになる。
株価の大幅下落は相場の転換点に入ったとの見方もあり、ボラタイルな動きは今週も継続。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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