ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-06

[米ドル円]135円ミドルの壁

(米ドル円日足)



先週末の東京市場で日銀が大規模緩和政策維持を示したことでドル円は上昇。NY時間には135円42銭まで上昇。しかし、最高値の135円58銭には届かずに押し戻されている。今週はパウエルFRB議長の議会証言があり、その発言後に上値を超えていくか注目。
先週日銀が大規模緩和政策継続姿勢を改めて示したことで円安が進みやすい状況であり、上値を超える可能性は高い。
一方でNY株式市場が更に下げ幅を拡大しリスクオフの円買いが上値を抑えるようなら目先ダブルトップとなる可能性もある。そうなれば再度先週の安値付近までの下落も視野に入る。

本日のドル円予想レンジ:135円40銭~134円20銭
今週のドル円予想レンジ:137円20銭(BB上限)~132円00銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]1.03ミドルのダブルボトム

(ユーロ米ドル日足)



先週ECBは臨時会合でPEPPの再投資に柔軟性を適用するとの声明を発表。イタリアなど南欧諸国の国債支援に動き出したことでユーロは下げ止まりから上昇に転じた。結果的に5月の安値1.0350を下回らなかったことで1.03ミドルがダブルボトムとして意識される。ただ、7月の利上げ観測が高まる中でスタグフレーションリスクも燻ることから上値も限定的。下降トレンドは継続しており当面は1.06ミドルから1.03ミドルのレンジ相場に入るとみている。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0630(61.8%、BB中心)~1.0400(BB下限)

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[カナダドル円]日銀とBOC

(カナダドル円日足)



先週の日銀会合で改めて大規模緩和政策維持が示されたことからカナダ円は直近の安値102円から104円近くまで上昇した。
BOCはFRBと同様に積極的な引き締めに入っておりその政策の違いがカナダ円の買いを誘っている。長期カナダ国債の利回りは一時3.6%と米国債を上回っており、ドルと比べてカナダ円の出遅れ感がある。今週はカナダの5月CPIが発表されるが前年比で40年ぶりに7%を超えるとの予測もあり、予想通りであれば次回のBOC会合で0.75%の利上げの可能性が高まる。
ただ、世界的な景気減速懸念からリスクオフの円買いの動きや原油価格の下落が強まっており、カナダ円の上昇もここからは緩やかなものになりそうだ。

今週のカナダ円予想レンジ:105円10銭(61.8%)~102円40銭

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[全般]日銀緩和政策維持で円安継続

各国中銀が引き締め政策を積極的に進める中、日銀はこれまで通り大規模緩和政策継続姿勢を示したことで円が全面安。一方株式市場は下落幅を拡大する中でリスクオフの円買いが進むことからドル円の上値も限られそうだ。

先週末の東京時間に開かれた日銀政策会合では政策金利‐0.1%の維持を決定。声明では「現行の大規模金融緩和政策の現状維持を決定」「10年物指し値オペも原則毎営業日実施」など、これまでの内容を踏襲するものとなったことで円売りが強まりドル円は上昇。木曜日にスイス中銀が予想外の0.5%利上げに踏み切っていたことから日銀も何らかの政策変更を示すとの見方が円買いを促し、一時131円ミドル付近まで下落していた。
しかし、その後黒田総裁の記者会見で「最近の急激な円安は経済にとってマイナス」と発言したが「YCCに限界が生じているとは思わない」「為替をターゲットに金融政策を運営することはない」など、これまで通りの内容となったことで円売りが再開。
NY市場でドル円は135円42銭まで上昇。しかし6月15日の高値には届かずに135円近辺で引けている。NY市場が連休に入ることからポジション調整の動きによるものと思われる。
結果的にFRBは7月も0.75%の利上げを実施し、その後も追加利上げを継続するとの見方が大勢。今週はパウエルFRB議長の議会証言があり、物価抑制のため引き締めへの圧力がかかるとみられる。もし7月利上げ後の会合での引き締めペースに慎重な姿勢が示されるようならドル売りが強まりかねない。
0.75%の利上げを反対したジョージ・カンザスシティー連銀総裁は「大幅利上げとバランスシート縮小開始が重なれば政策の不確実性が増大する」と発言するように、景気減速への懸念が高まる中で株式市場は既に反応している。
先週は日銀の緩和政策継続姿勢が確認されたこともあり円安の流れは今後も継続するとみられるが、リスクオフの円買いも同時に進む中でこれまでのような急速な円安は抑えられそうだ。

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