ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-06

[米ドル円]調整一巡後再び上値トライへ

(米ドル円日足)



今週は4-6月期日銀短観や米ISM、PCEデフレーターなど今後の金融政策の方向性を見極めるうえで重要な指標発表が控える。
先週の米長期金利は一時3%近くまで低下するなど物価がピークアウトしたとの見方も一部で聞かれた。今週の経済指標で物価上昇継続を示すようなら金利が上昇に転じドル買いが再開。一方で急反発したNY株式市場が再び下落に転じる可能性は高く、円買いの動きがドル円の上値を抑える。
4-6月期日銀短観では物価が既に2%を上回った中で景況が悪化しているようなら日銀の緩和政策転換への見方が広がる可能性もある。しかし、今の時点ではまだ難しく、一巡後は日米の金融政策の違いからドル買い円安の流れに戻るとみる。

本日のドル円予想レンジ:135円80銭~134円70銭
今週のドル円予想レンジ:137円00銭~133円00銭(38.2%、BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ円]ECB利上げとスタグフレーション

(ユーロ円日足)



先週末にデギンドスECB副総裁が「ECBは7月理事会で0.25%の利上げ意向を明確に示唆」と発言。市場の過度な利上げ期待を抑えた格好となった。先週発表されたユーロ圏経済指標が予想を下回ったことやドイツ政府が天然ガスを巡り非常事態宣言を発令するなど、急速な引き締めはユーロ圏経済にとってスタグフレーションリスクが高まることになる。日銀との金融政策の違いから買いの流れは継続とみるが上値も限られる。
ダブルトップの144円前半を上抜けるのは当面難しいとみるがネックラインもかなり堅いサポートとなる。下値を固めた後、上昇に転じるようなら上抜けの可能性が高い。

今週のユーロ円予想レンジ:144円70銭~140円00銭(61.8%)

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[カナダドル円]カナダGDPに注目

(カナダドル円日足)



先週発表されたカナダ5月CPIは前年比で7.7%と予想を上回り、物価高が加速しているとの見方からカナダ円は上昇。その後ドル円が下落したことでカナダ円も押し下げられたが異なる金融政策の違いからカナダ円への買い意欲は依然として強い。
先週は調整売りも見られたが今週発表のカナダ4月GDPの結果によりカナダ経済の強さが示されるようなら、利上げによるスタグフレーション懸念が払しょくされカナダドル買いのきっかけとなるとみている。

今週のカナダ円予想レンジ:105円90銭(76.4%)~103円00銭

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[全般]調整継続か一巡か

先週はこれまで上昇が続いたドル円やクロス円の調整売りが見られたが、今週はその調整が一巡するかどうかを見極める週となりそうだ。

先週はNY市場が休場の中でドル円クロス円ともに底堅い動きで始まった。連休明けNY株式市場も大幅高でスタートするとリスクオフの円安も進み、ドル円は1998年以来の高値となる136円70銭を付けた。しかし、その後パウエルFRB議長の議会発言が予想されたほどタカ派的ではなかったことから米長期金利が低下するとドル売りが進み、ドル円は134円前半まで押し戻された。クロス円の日足チャートを見るとユーロ円やポンド円などはダブルトップを付けた格好となり売りが強まった。
先週木曜日に発表された米PMIも予想を下回り、米長期金利が一時3%付近まで低下するとドル円も134円27銭まで下落した。
また、先週末に発表されたミシガン大学消費者態度指数は予想を下回り過去最低となったことで積極的な引き締め観測が後退。
今週はFRBの今後の引き締め政策に影響を与える物価動向を占ううえで重要な米国PCEデフレーターやISM製造業景況指数の発表を控える。
一方、大規模緩和政策継続姿勢を崩さない日銀だが、今週4-6月期日銀短観が発表され2%を超える物価上昇に対し、景況悪化を示すようなら日銀にもプレッシャーがかかりそうだ。
ただ、主要各国の金融引き締めが強まる中で、日銀の緩和政策による円売りの流れは簡単には変わらない。
今週はそれらの結果から先週の調整売りの流れが続くのか、或いは一巡して再び上値を試す展開になるのかを見極めることになる。ただ、最終的に金融政策の違いからドル買い円売りの流れに変化はないとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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