ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-07

[米ドル円]CPI控え調整も

(米ドル円日足)



週末に行われた参議院選挙で自民党が大勝したことを受け、日銀が今後も大規模緩和政策を継続するとの見方から週明け東京市場で円売りが先行。ドル円は一気に高値137円を上抜け137円27銭まで上昇した。その後は利食い売りに押されたもののドル買いの動きが強まり欧州市場で137円75銭まで上昇。先週末の好調な米雇用統計の結果を受け、7月FOMC会合では1%の利上げの可能性を織り込み始めた。
一方、中国上海でのコロナ感染拡大による規制強化の動きを受け、世界景気減速懸念からNY株式市場が三指数ともに下落。リスクオフの円買いの動きがドル円の上値を抑えた。
今月末のFOMC会合への思惑が先行し市場はドル買いに動いているが、明日の米6月CPIを控え138円付近では調整の動きが入る可能性が高いとみる。

ドル円予想レンジ:138円00銭(BB上限)~137円10銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ノルドストリーム停止による影響

(ユーロ米ドル日足)



先週末に1.1を割り込みパリティ割れを意識したことで1.02手前まで買い戻されたユーロも、週明けから再び下落に転じた。
独ロを繋ぐパイプラインであるノルドストリームが定期検査のためガスの供給を停止。市場は検査後もロシアが供給停止を継続するとの見方からユーロ売りを促した。
先週末の安値1.0072を下回ると1.0042まで下落したところで買い戻しが見られたが、NY市場の引けにかけて1.0034まで下落して引けている。
1.0のパリティ割れは時間の問題とみるが、付近では損切りと同時に買い戻しの動きが交錯する荒っぽい動きが予想される。ただ、一旦パリティを割り込めば次はレジスタンスが1.0として意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.0100(50%)~0.9960

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[豪ドル米ドル]上海コロナへの規制強化

(豪ドル米ドル日足)



先週末に0.6874まで買い戻しが入った豪ドルだが週明け東京市場で売りが再開。米雇用統計が好調な結果となり、今月のFOMC会合では1.0%の利上げを織り込み始めたことでドル買いが先行。また、中国上海で新型コロナ感染が再拡大し規制強化による景気への懸念が高まると商品価格が下落。また、中国との貿易関係の高い豪州にとってネガティブな材料との見方から豪ドル売りが加速。NY市場で0.6715まで下落した。
その後0.67ミドルまで買い戻されたものの依然として上値の重い展開が続いている。
ただ、RBAも追加の利上げを示唆する中で昨日はやや売られ過ぎの観もある。
明日の米6月CPIは注目度が高いことから、その前に買い戻しの動きが入るとみるが下落チャネルラインは継続。戻り売りスタンスで臨みたい。

豪ドル米ドル予想レンジ:0.6780(38.2%)~0.6700(BB下限)

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[全般]自民党大勝とFRB

日本の参議院選挙で自民党が大勝したことで円安が進むと同時に先週発表された好調な米雇用統計を背景に日米の金融政策の違いが改めて意識され、ドル円は138円に迫る動きとなっている。

週明け東京市場では参議院選挙の結果自民党が大勝したことを受け、市場は日銀が大規模緩和政策を今後も継続する可能性が高まったとの見方から円安が先行。日銀黒田総裁は「必要があれば躊躇なく追加緩和を行う」と発言したことも円売りを促した。また、先週末に発表された米6月雇用統計が予想を上回る好調な結果となったことで、FRBが積極的な引き締めを継続するとの見方と重なりドル買いも先行。136円付近で推移していたドル円は先月の高値137円を上抜けると137円27銭まで上昇。クロス円もほぼ全面高となった。
欧州市場で一旦は利食い売りなどが散見され、ドル円も136円後半に押し戻されたもののユーロを中心にドル買いの動きが加速。NY市場にかけてドル円は98年9月以来の高値137円75銭まで上昇。ユーロも対ドルで19年半ぶりの安値を更新。この日はノルドストリームの定期検査のためガス供給が停止されたが、市場はロシアが検査終了後も供給を停止するのではといった警戒感が広がり、ユーロ売りを促した。
一方欧米の株式市場は下落。中国上海で再びコロナ感染の拡大による規制が強化され、世界的な景気減速懸念が拡大したことで株や原油価格などが下落。リスクオフの円買いの動きも働きドル円の上値を抑えた。
結局1日を通してドルが大きく上昇する一方で円売りの動きが限定的となった。
先週の雇用統計の結果を受け市場は今月末のFOMC会合で1%の利上げの可能性を織り込み始めた。一方で米長短金利の逆イールドが更に広がるなど、景気後退への警戒感も高まる。
明日水曜日に発表される米6月CPIの結果次第では短期的なドル巻き戻しが入る可能性もあり注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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