ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-07

[米ドル円]せっかちな市場

(米ドル円日足)



東京時間に開かれた日銀会合で予想通り現行の大規模金融緩和政策継続を決定。市場は既に予想していたことからドル円の買いが先行し138円ミドル付近まで上昇した。その後黒田総裁が「利上げは全くない」「今の円安はドル高が要因で金利を少し上げたら円安が止まるとは考えられない」など円安容認発言と受け止められ、ドル円は138円87銭まで上昇。また、この日発表された1-6月貿易統計の赤字額が過去最高となったことも円売りを促す要因となった。
しかし、NY時間に発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数や米景気先行指標総合指数がそれぞれ予想を大きく下回ったことでドル売りが先行。ドル円は138円付近まで下落。その後バイデン大統領がコロナに感染したことが伝わると米長期金利が低下し、ドル売りが更に加速。ドル円は137円50銭付近まで下落して引けている。
FOMC会合での利上げ幅は0.75%にとどまるとの見方が広がり、ドルの上値が抑えられる中でECBが0.5%の利上げを発表。その中で頑なに緩和政策を継続する日銀にもいずれ引き締めに向かうとの思惑が市場にそろそろ湧いてきそうだ。
日銀が動き出すにはもう少し時間が必要だが、せっかちな市場は少しずつ動き出している。

ドル円予想レンジ:138円00銭~136円80銭(50%、BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ECB 0.5%利上げ決定

(ユーロ米ドル日足)



東京時間にノルドストリーム1再開の報道がありユーロは1.0230まで上昇するなど底堅い動きで推移。しかし欧州市場が始まったところでイタリアのドラギ首相の辞任が伝わると1.0166まで下落。ECB理事会を控えていたことも売りを誘った。
ECB理事会では予想された政策金利0.25%利上げを上回る0.5%の利上げを決定。11年ぶりにマイナス金利を解除したことでユーロは1.0180から1.0277まで上昇。
しかしその後ラガルド総裁が「最終的な金利水準は変えない」との発言を受け1.0154まで反落するなど往って来い。その後はバイデン大統領のコロナ感染により米長期金利が低下したことで1.0220まで上昇して引けている。
先週は1.0のパリティを割り込み目先達成感が広がったことでユーロ買い戻しの動きが目立つようになっている。しかし、今回の0.5%利上げにより買い戻し材料がほぼ出尽くしたとみる。時間の経過とともに再び1.0を試す展開を予想する。

ユーロドル予想レンジ:1.0260(BB中心)~1.0150

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[南アフリカランド円]SARB 0.75%の大幅利上げへ

(南アフリカランド円日足)



東京市場の引けた後にランド円の売りが先行し8円02銭まで下落したがSARB会合を控え8円08銭まで回復。往って来いとなるなど短期筋中心の動きが目立った。
NY時間に開かれたSARB政策会合で政策金利の0.75%利上げを決定。市場は0.5%の利上げを予想していたことから買いで反応。8円124銭まで上昇した。
しかし前日発表されていた南アの6月CPIが予想を大きく上回り一部では0.75%の利上げの可能性が広がっていたことから上昇後は利食い売りに押され8円05銭付近まで押し戻されるなど、結局会合前のレベルに戻っている。
日銀の大規模緩和政策継続姿勢が示される中で南アの5.5%という金利水準は長期保有として魅力的であり8円付近では買いを入れておきたい。

南アフリカランド円予想レンジ:8円13銭(38.2%)~8円02銭

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[全般]ECB、日銀、そしてバイデン大統領

昨日は日銀会合、ECB理事会、そしてバイデン大統領のコロナ感染と材料てんこ盛りの中でドル円は軟調な地合いで推移。
昨日の東京市場で開かれた日銀会合では、予想通り従来の大規模金融緩和政策継続を決定。ドル円は底堅さを維持した。また、その後黒田総裁の記者会見でも「利上げは全くない」「今の円安はドル独歩高によるものでちょっと金利を上げても円安は止まらない」など円安容認発言もありドル円は上昇。138円88銭まで上昇した。
また、ECB理事会を控えたユーロも堅調に推移。東京時間には懸念されていたノルドストリーム1のメンテナンスが終了後、供給が再開されるとの報道がユーロ買いに安心感を与え1.0230まで上昇。
しかし欧州時間にはイタリアのドラギ首相の辞任報道によりユーロは1.0166まで下落。しかし、ECB理事会を控え下げも収まった。
注目のECB理事会では政策金利の0.5%引き上げを決定。予想の0.25%を上回ったことでユーロは1.0277まで上昇した。しかし、その後ラガルド総裁が「最終的な金利水準は変えない」と発言したことでユーロは反落。1.0154まで下落するなど往って来いとなった。
NY時間に発表された7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や米6月景気先行指標総合指数が予想を下回ったことでドル売りが強まるとドル円も下落に転じた。
その後バイデン大統領がコロナに感染したとの報道を受け米国債利回りが低下しドルは下落。ドル円は137円ミドル付近まで下落して引けている。
この日は重要な材料が目白押しとなったことで方向感の掴みにくい状況となったが結果的にドルが下落し円が買われ、そしてユーロは底堅い動きで引けている。
日銀の緩和政策継続姿勢に対してECBは11年ぶりのマイナス金利解除を行うなど、日銀とその他主要国との金融政策面での温度差が更に拡大している。しかし、市場はいずれ日銀も引き締めに向かうとの見方が徐々に広がり始めているように見える。それが昨日の円買いを促す背景にありそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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