ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-08

[米ドル円]上昇の下押し調整一巡

(米ドル円日足)


先週末発表された7月米雇用統計の結果が予想を大きく上回る好結果となったことで9月FOMCでの利上げ幅が0.75%になるとの見方からドル円は133円付近から2円50銭上昇。やや反応し過ぎでもあるがその139円39銭の高値を付けた後の調整の売りとしてみれば9円近く下落したことで一先ず終了した可能性が高い。ただ、日米金利差拡大によるドル買いポジションはまだ残っているとみられ、139円ミドル手前までに戻り売りが入るとみており、139円ミドルが当面の天井になった可能性が高い。
今週は米CPIや消費者信頼感指数の結果次第で一段の上昇も見込めるが既に下落幅の半値余り戻しており、ここからの上昇幅も限られるとみる。

本日のドル円予想レンジ:135円50銭~134円30銭
今週のドル円予想レンジ:136円00銭(BB中心、61.8%)~131円80銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ボックスの下限

(ユーロ米ドル日足)


7月中旬から始まった1.03から1.01のボックス相場が続いているがそろそろどちらかにブレイクするとみている。
先週は米ISM製造業指数が予想を上回ったことで米長期金利が低下しユーロはボックスの上限となる1.0293まで上昇。しかし、その後FRBの複数のメンバーのタカ派発言でドル買いが進みボックスの下限に近い1.0123まで下落。その後1.02ミドルまで買い戻されたものの週末の米雇用統計の結果を受け1.0142まで下落するなどボックス圏内での動きが継続。
ユーロは依然としてスタグフレーションリスクが燻る中でロシアの報復措置によるエネルギー危機の可能性やイタリア政局不安など売り圧力は継続。
今週発表される米CPIなどが予想を上回るようならドル買いが強まりユーロはボックスの底を割り込み再度1.0のパリティーを試す展開が予想される。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0280~1.0010(BB下限)

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[ポンド米ドル]英経済指標と米金利

(ポンド米ドル日足)


先週のBOE会合では政策金利を0.5%引き上げたがメンバーの1名は0.25%の利上げを支持。また、金融政策報告書では今年第4四半期は景気後退入り、第5四半期では成長2%の落ち込みが予想されるとの悲観的な見方が示されたことでポンドは金利引き上げ後に1.2065まで急落。
その後米長期金利が低下したことで1.2175まで戻されたものの週末の米雇用統計の結果を受け1.2003まで下落した。引けにかけて1.2070まで買い戻されたが全般に上値の重い展開は今週も継続するとみる。
党首選による政治不安もポンドの上値を抑える。トラスト氏とスナク氏いずれも減税を約束していることからインフレリスクが一層高まるとポンド売り要因となる。
今週は英GDPや鉱工業生産などの指標が発表されるが、予想を下回るようなら景気後退へのリスクが改めて確認されることになる。

今週のポンドドル予想レンジ:1.2180~1.1860

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[全般]FRB積極的引き締め観測と地政学的リスク

台湾を巡り地政学的リスクが高まる中で先週末に発表された米雇用統計の好結果を受け俄かにFRBの引き締め強化への観測の高まりからドルが上昇。今週も米金利の動向と中国の挑発行動の行方に注目が集まる。

先週末のNY時間に発表された米7月雇用統計はNFPが52.8万人と予想の25万人を大きく上回り前月分も上方修正された。また、失業率も3.5%と前月の3.6%から低下。更に平均時給も5.2%と予想の4.9%を上回るなど想定以上の好結果となったことでドルが全面高。この結果を受け9月のFOMC会合で0.75%の利上げ観測が再び広がり米長期金利も上昇。ドル円は133円付近から135円ミドルまで上昇した。
今週はFRBの金融政策に強く影響を及ぼすとされる米CPIやミシガン大消費者信頼感指数が発表される。これらの中値も雇用統計と同様に予想を上回るようなら9月を待たずに8月内でも臨時のFOMC会合が開かれるとの観測からドル買いの勢いが増すことになる。
ただ、既に0.75%の利上げ観測を織り込む格好でドルが買われた後だけにドルの上値も限定的。寧ろ反対に予想を下回ったときの反応の方が大きいとみる。

また、地政学的リスクの高まりによる相場の乱高下にも注目。中国政府はペロシ下院議長の訪台に対して制裁を科すと断言。軍事衝突にも発展しかねない一触即発の状況が続く中でリスクオフの円買いの動きがドル円の上値を抑えることになる。
今週も荒っぽい相場展開が想定されることから利食い損切りは早めに回転させた方がよさそうだ。

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