ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-08

[米ドル円]パウエル議長発言に注目

(米ドル円日足)



いよいよ注目のジャクソンホール会合でのパウエル議長発言がNY時間に明らかとなり、それを控え昨日のドル円は136円32銭まで下落。前日の安値136円17銭には届かなかったものの、米長期金利も3.03%まで低下したことからドルは全般に売りが進んだ。
複数のFRBメンバーの発言では今後の物価や雇用指標などを見るまで慎重な姿勢が示されている。パウエル議長も同様に慎重な内容が予想されるが、もし9月の会合で0.75%の利上げの可能性を示すようならドルは再度上昇に転じるとみる。ただ、8月23日に付けた高値137円70銭を抜けるのは難しいとみる。
反対に慎重な姿勢が示されるようならこちらも8月23日に付けた安値135円82銭が意識される。ただ、ジャクソンホール会合に対する市場の注目度は高く、神経質な状況の中で勢いが増せば一時的に135円を割り込む可能性もある。

ドル円予想レンジ:137円70銭(8月23日高値)~135円40銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]1.0パリティと0.99のサポート

(ユーロ米ドル日足)



昨日の東京市場でドル売りが先行する中でユーロショートカバーが入り1.0のパリティを回復。その後発表されたドイツの4-6月期GDPやIFO企業景況感指数が予想を上回ると1.0033まで上昇。しかし天然ガス先物が高騰する中で欧州景気減速懸念がユーロの上値を抑えた。
ECB議事要旨では数人のメンバーが小幅な利上げを主張していたことが分かると0.99ミドルまで下落。その後米長期金利が低下したことで1.0まで上昇したものの、結局超えられずに0.9950まで失速。1.0のパリティを意識する展開が続く一方で0.9ドルの底値も強いサポートとなっている。
今日のパウエル議長発言で1.0を超えて当面の底値として再度意識されるのか、或いは0.9ドルを割り込み一段のユーロ安に進むのか正念場になりそうだ。

ユーロドル予想レンジ:1.0080(38.2%)~0.9900(BB下限)

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[豪ドル円]96円台の上値の重さ

(豪ドル円日足)



昨日の東京市場で豪ドルは堅調な地合いで推移。中国が約20兆円規模の景気刺激策を打ち出すとしたことや積極的な人民元売りを控えるように複数の銀行に警告するといった報道を好感。94円ミドルから95円43銭まで一円近く上昇。しかし、96円台はこのふた月あまり強いレジスタンスとして意識されており今回も届かなかった。
本日のジャクソンホール会合でのパウエル議長の発言でドル円が上昇に転じるようなら96円を上抜ける可能性もある。ただ、中国の景気減速は進行しており上抜けしても一時的なものとみる。

豪ドル円予想レンジ:95円80銭(BB上限)~94円60銭(38.2%)

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[全般]パウエル議長発言を控え調整

本日のNY時間にジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言を控え調整的なドル売りが強まった。
昨日の東京市場ではゴトービということからドル円は137円20銭まで買われて始まったが前日の高値を超えられなかったことで下落に転じた。
また、オセアニア通貨を中心としたドル売りが強まるとドル円も下落幅を拡大。中国が約20兆円規模の景気刺激策を打ち出したことや、中国規制当局が複数の銀行に対して人民元売り(ドル買い)を控えるよう警告したとの報道などがオセアニア通貨を押し上げたとの見方も聞かれた。
その後もドルの上値の重い展開が続きドル円は136円32銭まで下落したが、その後発表された米4‐6月期GDPが予想よりも悪化していなかったことからドルは反発。ドル円は136円95銭まで上昇。しかし、137円に届かなかったことで再びドル売りが強まった。また、この日行われた米7年債入札が好調な結果となり米長期金利は低下。ドル売りが強まる中でドル円は136円40銭まで押し戻されて引けている。
ユーロもこの日発表されたドイツの4‐6月期GDPやIFO企業景況感指数などが予想を上回ったことで1.0のパリティを上抜ける場面も見られた。しかし、結局1.0を下回って引けるなど上値の重い展開が続いている。
本日NY市場でジャクソンホール会合におけるパウエル議長の発言を前に、全般にポジション調整的なドル売りがみられる。
昨日はジョージ・カンザスシティー連銀総裁がジャクソンホールで「インフレと労働市場に関する主要指標の発表が残っていることから9月の利上げ幅を予想するのは時期尚早」と発言。また、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は「金利が3.4%を超えたらしばらく様子を見ることが望ましい」など慎重な内容を示したことから、パウエル議長も同様な発言が予想される。
物価ピークアウトとの観測や来年利下げに転じるといった市場の達観的な見方にくぎを刺す可能性が高いものの、今後の経済指標の結果を見るまではパウエル議長も慎重な内容になるとみている。
結果、更なる積極的な利上げ期待以上にはならず、ドル上昇も前回の高値を上回る可能性は低いとみる。

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