[米ドル円]140円台は通過点か

先週末に発表された米雇用統計で雇用者数は増加したものの失業率は上昇し賃金が低下したことでドルの上値は抑えられた。今週発表の米8月ISM非製造業景況指数の結果も含め急速な利上げに慎重な姿勢が示されるようなら140円台が当面の高値になりかねない。反対に、FOMCで0.75%の利上げ観測が改めて広がるようなら上値目標が142円や145円といった一段上のレベルに移る可能性もあるが一先ず140円台を付けたことで目先達成感が広がる可能性が高いとみる。
ただ、このドル円上昇を止める要因は、日銀の緩和スタンスが変わらない限り今のところ見当たらない。
今週のドル円予想レンジ142円00銭~139円10銭(38.2%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ米ドル]ノルドストリーム再開か

先週末のユーロはノルドストリームが再開されるとの見方が広がり底堅い動きで推移。0.9ミドルから1.0033まで上昇。しかし、NY市場の後半に入ったところでロシアが新たな技術的な問題を発見して予定通り再開できないと発表。これを受け一気に0.9946まで下落するなど往って来い。結局安値引けとなった。
このまま今週も停止が続くようなら欧州景気減速懸念が更に広がりユーロは0.99ドルを割り込む可能性が高まる。
反対に再開となったとしても元の状態に戻るだけでエネルギー問題は変わらず一時的な買いに留まるとみる。
また、今週はECB理事会が開かれるが市場は0.75%の追加利上げを織り込み始めている。実際に0.75%の利上げが実施されたとしてもスタグフレーションリスクも同時に高まることから上値は限定的とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.0090(38.2%、BB中心)~0.9850
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[豪ドル円]RBA会合0.5%追加利上げ予想

今週開かれるRBA政策会合では0.5%の追加利上げが予想されるが既に市場は織り込み始めている。ただ、前回の会合では「あらかじめ設定された軌道上にあるわけではない」としたことで実際に利上げを実施した場合でも豪ドル買いで反応するとみる。
一方、FRBの利上げ継続姿勢が示される中で対ドルでは上値が重い展開が続いている。
声明文では今後引き締めを継続する姿勢が示されないようなら豪ドル売りで反応するとみる。
もし、声明文で引き締め継続姿勢が示されたとしても96円ミドルから後半は過去に何度か跳ね返されるなど強いレジスタンスとなっており、この上値を超えるのは難しい。
ただ、ドル円が141円台に乗せて買いが加速するようなら上限をブレークする可能性は十分ある。
今週の豪ドル円予想レンジ:96円20銭~94円60銭(50%、BB中心)
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[全般]パウエル議長講演とノルドストリームに注目
先週末に発表された米8月雇用統計は雇用者数が31.5万人増と予想の30万人増を上回った。失業率は3.7%と予想の3.5%を上回った。平均時給は5.2%と予想の5.3%を下回るなど全般に弱い内容となった。労働参加率も62.4%に上昇するなど結果としてインフレの落ち着きに貢献するとの見方から米長期金利が低下。次回のFOMCでの0.75%の利上観測がやや後退。発表直後ドル買いで反応。ドル円は140円80銭まで上昇したがその後140円を割り込むなどドルの上値が抑えられた。
株価も金利低下により3指数ともに反発。ドル買いの勢いも抑えられた。
ユーロもこの日は乱高下となった。
ロシアの天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム1」が再開されるとの見通しからユーロ買いが先行。米長期金利が低下したことで1.0033まで買いが進んだ。しかし、NYの後場に入りロシアがオイル漏れを理由に「当初の計画通りに稼働を再開できない」と発表。エネルギー供給不安が高まりユーロは0.9945まで下落。NY株式市場も下落に転じ3指数ともにマイナスで引けている。
今週はノルドストリーム停止が続くようならユーロや株式市場の下落が加速する可能性もあり注目。
また、今週末はブラックアウト直前となるパウエル議長講演を控える。
講演前に発表されるISM非製造業景況指数やベージュブックなどが、先週の雇用統計の結果も踏まえ利上げに関するパウエル議長の発言に変化がみられるかに注目が集まる。
ドル買いの流れに変化がみられるのか今週も神経質な展開が予想される。
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