[米ドル円]再介入を試す動き

週明け東京市場でドル円は底堅い動きで推移。ポンドが急落するとドル全般に買いが進みドル円は144円26銭まで上昇。しかし一気に143円50銭まで下落するなど介入に対し神経質な展開が見られた。その後はNY市場に向けて長期金利が3.9%台に上昇するとドル円も144円78銭まで買われて引けている。先週の介入額が約3兆円と円買いでは過去最大規模となったことが分かった。今後すぐに使える残り額は19兆円とまだかなりの余裕があり、市場は次の介入がどこで入るのかを恐々としながら試しに来ているようだ。介入が入れば数円の下げも予想される。145円を上抜けると円安がさらに進むとの見方もありその付近では売りを出しておきたい。
ドル円予想レンジ:145円20銭~143円80銭(50%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ポンド円]BOE緊急会合への思惑

昨日の週明け東京市場でポンドは対ドル対円で急落。トラス政権に移行し財政持続性とインフレ継続への懸念から薄商いのなかで損切りを巻き込みながら一気に148円まで下落した。その後は買い戻しが入りロンドン市場では下落前のレベルである156円台を回復。市場はポンドの急落を抑えるためにBOEが市場環境について声明を発表するとの報道により、この会合で大幅緊急利上げを実施するのではといった思惑が広がったことでポンド円は157円台まで上昇。しかし、結局「2%の物価目標に戻すために必要に応じて金利を変更する」との声明にとどまったことで153円ミドルまで下落する等荒っぽい動きが続いた。
BOEが緊急利上げには踏み切らないとの見方が広がり始めているだけに、もしここで一気に利上げを発表すればサプライズとなる。しかし、今の状況での利上げは寧ろ経済への懸念が広がりかねない。
不安定な相場展開は暫く続きそうだ。
ポンド円予想レンジ:156円30銭(50%)~152円50銭
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[ユーロ米ドル]イタリア極右政党樹立でユーロへの不安拡大

昨日の東京市場ではポンドが急落したことでユーロもつられ安となり0.9550まで下落。その後ポンドが反発するとユーロも買い戻しが入り0.97ドル台に上昇。
この日発表のドイツ9月IFO企業景況感指数が20年5月以来の低水準となったことで上値が抑えられた。
また、イタリアで極右政党FDIが第一党となったことからユーロは0.96近くまで下落。一旦は反発も見られたが米長期金利が上昇したこともあり0.96を割り込んで引けている。
イタリアの右翼化がユーロの結束を今後危うくする可能性が高まるとの見方もありユーロの上値は重い。ただ、右翼化するとの見方は既に市場に広がっていたことから目先は悪材料出尽くし観があり、ユーロは底堅い動きから短期的に買い戻しが入るとみている。
ユーロドル予想レンジ:0.9750(38.2%)~0.9560
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[全般]ドル独歩高
ポンドの下げが止まらずユーロもつられ安。ドル円も再び145円に迫った。
週明け東京市場では先週の政府・日銀による円買い介入の余波もあり143円ミドル付近から慎重な動きで始まった。その薄商いの中でポンド売りが一気に進み1.03台と過去最安値を更新。ユーロもつられて0.95ドル台まで下落するとドルが全面高。ドル円も144円前半に押し上げられた。
その後急落したポンドの巻き戻しが入り下落前のレベルに戻すなど、ドルは全般に上値が抑えられた。しかし米長期金利が上昇したことでドル買いが強まり、ドル円はNY市場で144円78銭と145円に迫る動きとなった。
市場は22日の介入規模が約3兆円となったことが分かった。これはドル売り介入としては過去最大規模であり、今後すぐに使える介入額は19兆円程度と推測されることから当面は上値を抑えると予想される。ただ、資金が尽きたときには寧ろ円安を抑える手段がなくなり、市場は円売りを更に進めやすくなるとみられる。
イタリアでは極右政党FDIが第一党に躍進。今後財政赤字が更に拡大するとの見方からユーロの結束が揺らぐと思われユーロ売りが強まっている。
ポンドやユーロ、そして円売りが強まるなかでドルは独歩高の予想を呈している。
主要各国の利上げラッシュにより世界的な景気減速懸念が株や金、そして原油などを押し下げるリスクオフの流れが止まず、ドル買いが進みやすい状況となっている。
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注意喚起
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