ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-11

[米ドル円]パウエル議長発言でドル円反発

(米ドル円2時間足)



東京市場で黒田総裁が出口戦略と思われる発言がありドル円は148円付近から147円16銭まで下落。その後は米長期金利が低下したこともあり146円83銭まで下落するなど上値の重い展開でFOMC会合を迎えた。FOMC会合での声明が利上げペースを減速するものと受け止められドル円は146円付近まで下落。その後パウエル議長が「利上げを減速する時期は早ければ次の会合にも」など市場の思惑通りの見解を示したことでドル円は145円66銭まで下落。しかし、その後ターミナルレートの引き上げを示唆するなど、利上げペースが落ちても利上げ幅が予想を上回る可能性を示唆したことでドルは反発。
ドル円は東京市場で下落する前のレベル147円96銭まで戻す往って来い。
一先ずドル高からドル安へ転換するとの思惑は払しょくされたが、市場のFRBの利上げペースが減速するとの見方は依然燻る。
ドルの上値は当面抑えられることになり、明日の雇用統計次第で再びドル売りが強まりかねない。

ドル円予想レンジ:148円10銭(76.4%)~147円20銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]下降トレンド継続

(ユーロ米ドル日足)



FOMC会合での声明文で利上げペースが減速するとの見方が伝わりドル売りが強まるとユーロは上昇。その後パウエル議長が12月にも利上げを減速する可能性を示唆すると0.9975まで上昇。しかし、ターミナルレートの引き上げを示唆し引き締め継続姿勢を改めて示したことからドル買い戻しの動きが強まりユーロは0.98近くまで下落して引けている。結果的に下降トレンドラインを終値ベースで下回ったことでトレンド転換にはならなかった。
ECBの積極的な利上げが継続すると同時に景気悪化によるスタグフレーションリスクが暫くユーロの上値を抑える。

ユーロドル予想レンジ:0.9900~0.9750(61.8%)

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[ポンド円]BOE 0.75%利上げ予想

(ポンド円日足)



東京市場で黒田総裁が将来の出口戦略に言及したことで円買いの動きが強まりポンド円は下落。早朝に付けた高値170円30銭からじりじりと値を下げNY市場で168円48銭まで下落。FOMC会合では169円付近まで上昇したもののその後は再び売りが強まり168円30銭付近まで下げて引けている。
今日のロンドン時間に開かれるBOE政策会合では政策金利を3%まで0.75%の利上げと、これまでの最大の引き上げ幅が予想されるが既に市場は織り込み済み。
スナク政権は財政収支改善を目指し増税や公共サービスの縮小に着手するとの見方があり、利上げは国民負担を増大。それに対して物価上昇が止まらない状況であり更なる利上げが示唆されるようなら寧ろポンド売りで反応する可能性が高い。

ポンド円予想レンジ:169円00銭~167円40銭(38.2%)

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[全般]パウエル議長の巧みな手腕

注目のFOMC会合では利上げペースが減速するとの見方からドルは下落。その後のパウエル議長発言で利上げの最終目標引き上げ観測からドルは反発。市場の思惑を一掃するなど巧みな手腕を見せた。

昨日の東京市場では黒田総裁が「物価目標実現する状況になればYCC柔軟化も選択肢」と発言。市場は将来の出口戦略について言及したとの見方からドル円は1円余り下落。その後買い戻しも見られたがFOMC会合を控えドル全般に上値の重い展開が続いた。
注目のFOMC会合では予想通り政策金利を3.75-4.0%に0.75%の引き上げを決定。声明文では「十分に抑制的な金融政策スタンス達成のため継続的な利上げが適切」としたものの「利上げペースを決定する際に累積的な引き締めとそれに伴う遅れを考慮」との文言で市場は利上げペース減速を示唆したものと受け止めドルは全面安。ドル円は146円近くまで下落した。その後パウエル議長が記者会見で「利上げを減速させる時期は早ければ次の会合にも」と発言したことでドル円は145円67銭まで下落。ユーロは1.0パリティー手前の0.9975まで上昇した。
しかし、その後に「引き締め不足や早すぎる緩和は望まない」「最終的な金利水準は予想より高くなった」「最新のデータは9月のドットが低かったことを示唆」など、ターミナルレートが高くなる可能性を示唆したことでドルは反発。ドル円は148円近くまで上昇しユーロは0.98近くまで下落する等、結局FOMC会合前のレベルよりもドルは上昇して引けている。
結果的にパウエル議長は市場にFRBの引き締め政策の転換との思惑を払しょくさせ、市場を安定に導くなど巧みな手腕を示した。
ただ、このような動きは明らかに今後のFRBの政策に変化が表れ始めたことを示すものといえる。
今後のデータ次第でFRBの引き締め終了の時期を、その度に憶測が飛び交うことになりそうだ。
その意味で明日の米雇用統計、特に賃金動向などの結果次第で再び思惑が広がりかねない。

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