ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-11

[米ドル円]戻りは鈍く下押し圧力継続

(米ドル円日足)

USD_JPY_20221111_hiashi.jpg

146円後半で底堅い動きで推移していたドル円は米10月CPIの結果を受け急落。140円手前で下げ止まり142円ミドルまで買い戻されたが週末のNY市場で138円46銭まで下落。安値引けとなっている。ドルロングはまだかなり取り残されており142円台では戻り売りが並ぶとみていいだろう。ドル円はこれまで5円刻みで上昇する傾向が見られたことから、下げも135円や130円といったレベルで利食いや損切りが入りやすいとみている。
今週はFOMCメンバーの発言が相次ぐことから、買い戻しのきっかけになりやすいがドル下落圧力は始まったばかりで天井は切り下がった。

本日のドル円予想レンジ:140円00銭~138円00銭

今週のドル円予想レンジ:142円60銭(38.2%)~135円40銭(76.4%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]下落トレンド転換で一段の買い戻し

(ユーロ米ドル日足)


前週に下降トレンドラインを上抜け先週は1.00後半でダブルトップを付けたユーロだが、米10月CPIの結果を受けトップを上抜け1.0364まで上昇。確実にトレンド転換したとみてよいだろう。また、先週はロシアがウクライナのへルソンから撤退するなど地政学的リスクが後退したこともユーロ買いを促した。
また、ECBが依然として積極的な引き締め政策継続姿勢を変えていないことから今週もユーロ買いの動きは継続とみる。
ただ、エネルギー価格は依然高値で推移するなど欧州景気減速懸念が燻る中で今週発表されるユーロ圏7-9月期四半期GDPや10月HICPの発表を控える。結果次第では景気減速懸念が更に高まり、スタグフレーションリスクが高まるようなら一時的に下押し圧力がかかる可能性もあり注意したい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0550(61.8%)~1.0200

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[豪ドル円]金利差からの買いも一巡

(豪ドル円日足)


先週、ブロックRBA副総裁は「利上げを中断できる状況になりつつある」と発言するなど利上げが終盤に近付いていることを指摘。今週はRBA議事要旨が公表され、実際にハト派的な内容となれば豪ドル売りが進むことになりそうだ。今週は17日に豪州10月雇用統計も発表される。
前回のRBA会合の声明文ではここ数か月雇用の伸びが鈍化しているとし、もし実際に雇用者数が予想を下回るようなら利上げ鈍化を裏付けるものとなり豪ドル売りで反応しそうだ。
FRBの利上げペース鈍化によるドル円の下落は豪ドルの上昇を上回るものであり金利差を狙った豪ドル買いも一巡。豪ドルロングの調整売りは今週も継続するとみる。

今週の豪ドル円予想レンジ:94円20銭~92円00銭(76.4%)

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[全般]FRBの利上げペース減速なるか

先週発表された米10月CPIの結果を受けFRBの引き締めペース鈍化への見方が広がりこれまで続いたドル高の調整が始まった。
ドル円は2日間で7円余り下落。ユーロやポンドなど主要通貨に対してもドルは大きく下落している。また、クロス円も下落していることから円買いの動きも強まるなど市場全般にポジションの巻き戻しが入っている。
今週もこの流れは継続するとみるが急速に進んだ反動には注意したい。
今週は15日にウィリアムズNY連銀総裁を筆頭にウォラーFRB理事、ブラード・セントルイス連銀総裁など多くのメンバーによる講演が予定されていることから、その発言次第で買い戻しのきっかけとなる可能性が高い。
ただ、市場はいずれFRBが積極的な引き締めを緩め、来年には利上げ停止から利下げに向かうとの見方が広がり始めており、今の段階でドルがピークを打った可能性は高い。
ただ、今回の10月CPIの単月の結果だけでFRBの政策が転換するのかはまだはっきりしていない。12月のFOMC会合とその前日に発表される11月CPIの結果次第では利上げペース鈍化の期待が後退し再びドル買いに戻る可能性も残る。ただし、それまではこのドル安の流れは継続されるとみてよいだろう。
FRBの政策転換だけではなくカナダや豪州などでも引き締め政策は終盤に差し掛かっている兆候が見られるなかで対円でも上値の重い展開が予想される。

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