ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2022-12

[米ドル円]138円台の上値の重さ

(米ドル円日足)


米CPIの結果を受けドルが下落する前のレベルまでドル円は押し戻された。
昨日の未明に開かれたFOMC会合では利上げ幅が縮小されドルが売られる場面も見られた。しかし、FRBに加えECBやBOEの利上げ継続姿勢が示されたことで世界景気への不安が広がりリスクオフのドル買いが進みドル円は135円前半から138円17銭まで上昇。
結局CPI発表前のレベルまで戻る往って来い。
ただ、この138円付近はフィボナッチ50%戻しでありボリンジャーバンドが位置することから強いレジスタンスとして意識される。
このレベルを超えられないようならダブルトップとなり再びドル売りが強まるとみるが、もし上抜けするようなら次の上値目途は139円。

ドル円予想レンジ:138円20銭~136円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]タカ派のECBとリスクオフのドル高

(ユーロ米ドル日足)

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FOMC会合が終わりユーロは東京から欧州市場にかけて1.0680付近から1.0606まで下落。その後開かれたECB理事会では予想通り政策金利の0.5%引き上げを決定。声明では「一段の金利上昇を見込む」「金利は安定したペースで大幅に上昇する必要」といったタカ派的な内容となったもののユーロは1.0660付近で上値が抑えられた。しかし、その後ラガルド総裁が来年2月と3月も0.5%の利上げを示唆。また、ユーロ安が物価を押し上げていると発言したことで一気に1.0735まで上昇した。しかし、その後NY株式市場が大幅安となったことでリスクオフのドル買いが進み1.0593まで押し戻されるなど往って来い。
一先ず今年のビッグイベントが終了したことで全般にポジション調整が入りやすくなっている。
ユーロも昨日のECB理事会で材料出尽くし観があり目先上値の重い展開が予想される。
ただ、ユーロ高のトレンドは変わりなく調整が一巡すれば再び上昇に転じるとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.0680~1.0560(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ポンド米ドル]BOEの利上げと景気リスク

(ポンド米ドル日足)


昨日のBOE政策会合では予想通り政策金利を0.5%引き上げ3.5%とした。声明では「現在リセッションに入っている」「第4四半期は0.1%のマイナス成長」との悲観的な見通しを示した。また、利上げ見通しを4.61%から4.51%に引き下げたことでポンドの上値は抑えられた。更にベイリーBOE総裁は「インフレはピークを過ぎた可能性」と発言したことで1.23ドルを割り込んだ。その後は買い戻しも見られたがNY株式市場が大幅安となったことでリスクオフのドル買いが進み1.2157まで下落するなどポンドの上値の重さが改めて確認された。
ただ、リスクオフのドル買いは既に織り込み始めておりそろそろ下げ止まる可能性が高いとみる。
1.21付近には200日移動平均線とボリンジャーバンドが位置し、フィボナッチ50%戻しでもあることから強いサポートとして意識される。

ポンドドル予想レンジ:1.2300~1.2100(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[全般]リセッションリスクでドル買い

FRBに続きBOEやECBの利上げ継続姿勢が示されたことで世界的なリセッション懸念が広がり株価が下落。リスクオフのドル買いが強まった。

昨日の東京市場では未明に開かれたFOMC会合で利上げペースを緩めるとの見方からドル円の上値は抑えられた。一方でユーロやポンドなどその他主要通貨はドル買い戻しの動きがみられ欧州市場に入ると更にドルは上昇。ドル円もつられて上昇に転じた。
欧州市場ではこの日BOE、そしてECB理事会が開かれそれぞれ予想通り0.5%の利上げを決定。
特にECBは声明がタカ派的な内容となりユーロ買いで反応。更にラガルド総裁が来年2月と3月にも0.5%の利上げの可能性を示唆したことでユーロは6月以来の高値を更新。
一方BOEは物価がピークを過ぎた可能性が示されターミナルレートも引き下げられたことからポンド売りで反応。ユーロポンド買いが一気に進んだ。
NY市場ではこの日発表された米11月小売売上高が-0.6%と予想の-0.1%を大きく下回ったことでNY株価が大幅下落。景気への不安が拡大しリスクオフのドル買いが進むとドル円は138円前半まで上昇。大きく上昇していたユーロも上昇前のレベルまで下落するなど往って来い。
結果的に欧米中銀が利上げ継続姿勢を示したことなどから世界的な景気減速懸念によるリスクオフのドル買いが強まった。
ただ、FRBの今後の利上げ幅は0.75%に留まると予想されることから利上げも最終局面に近付いたことは確かだ。今年最大のイベントが行われたことで市場はまだこの材料を消化しきっていない。
時間が経過し落ち着きを取り戻せば金融政策による相場の動きも徐々に弱まり景気への見方が相場の中心になるかもしれない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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