ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-01

[米ドル円]米CPI、インフレ鈍化確認か

(米ドル円日足)



前日発表された米12月ADP雇用統計や新規失業保険申請件数が好調な結果となったことからドル買いが先行。また、日銀関係筋の話として「日銀はYCCの再修正には急がない、12月決定の影響と効果を見極める」との報道もありドル円は134円76銭まで上昇。年初の安値129円51銭から5円25銭上昇したことになる。しかし雇用統計やISM非製造業景況指数の結果を受けドルは全面安。ドル円は132円まで下落。高値から半値戻しとなった。
年末からのドル円の売りは正月休み中に過度な円高が進むとの見方によりポジション解消に繋がった。その後はポジションを元に戻す調整と更に短期筋のドル買いポジションの積み上げが加わったが、結局雇用統計の結果から短期筋の投げを誘ったと思われる。
結果的に今後の相場の流れを掴み切れないなかで全般のポジションは軽くなっている可能性が高い。
今週発表される米12月CPIの結果によりインフレ鈍化の傾向を改めて確認することになれば再度下値を試す展開になるとみる。ただ、年初に130円を割り込んだ後は5円近い上昇となるなど130円割れの底堅さが確認されており当面の底値として意識される。
反対に予想を上回るようならサプライズとなり先週の高値を再度試す展開も予想されるが、135円は強いレジスタンスとして意識され上抜けは難しい。

本日のドル円予想レンジ:132円80銭(38.2%)~131円50銭
今週のドル円予想レンジ:134円90銭(61.8%)~129円90銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]レンジの上限トライ

(ユーロ米ドル日足)



先週は年初にこれまでのレンジの下限となる1.06付近を下抜け1.04460まで下落した。しかし、週末の米雇用統計の結果を受けドル売りが強まると1.06を上抜け1.06ミドルまで上昇するなど、結局レンジ内に戻ってしまった。
先週発表されたユーロ圏12月HICPは9.2%と予想を下回ったもののコアは前月の5.0%から5.2%に上昇。エネルギー価格が低下しているがその他の物価上昇が続く中でECBの積極的な引き締めは継続されるとみられる。一方、もし今週発表の米CPIが予想通り鈍化傾向を示すようならFRBの利下げへの思惑からユーロはレンジの上限を抜け昨年12月の高値1.0736を試す展開を予想する。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0740~1.0500(BB下限)

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[ポンド円]英GDPと米CPI

(ポンド円日足)



クリスマス明けで162円付近まで買い戻されたポンド円も年末にかけ再び下落。
年末前にポンド売りが強まり155円36銭まで下落したが正月明け4日には160円台に上昇。その後もみあいに入っている。
英国経済への悲観的な見方が根強く昨年末に大きく下落したポンドだが悪材料は出尽くした感もあり目先買い戻しが更に強まるとみている。今週発表の米12月CPIが予想通り物価鈍化を示すようなら対ドルでポンド買いが強まることになる。
一方、その次の日に発表される英11月月次GDPは−0.3%とマイナス成長に転じると予想されるが、既に織り込み済み。昨年末直前の高値162円付近を再度試す展開を予想する。ただ、英国のリセッション懸念は相対的に他の国よりも深刻であり最終的にポンド売りの流れは継続するとみる。

今週のポンド円予想レンジ:162円30銭(50%、BB中心)~157円00銭

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[全般]米CPIの結果でドルの方向掴む

先週末に発表された米12月雇用統計やISM非製造業の結果を受けドルは全面安。ドル円は年末年初に上昇した半値戻しまで下落した。

先週末は雇用統計やISM非製造業景況指数発表を控えドル買い戻しの動きが強まった。また、「日銀はYCCの再修正には急がない、12月決定の影響と効果を見極める」との一部報道で円売りも重なりドル円は135円手前まで上昇。
注目の米12月雇用統計は非農業部門雇用者数が22.3万人と予想の20万人を上回った。また、失業率も3.5%と予想の3.7%を下回り史上最低水準を維持。FRBの長期利上げ見通しを後押しするものとなった。しかし平均時給が4.6%と予想の5%を大きく下回ったことで賃金インフレ鈍化が確認されたとの見方が主流となりドル売りで反応。
その後ISM非製造業景況指数が49.6と予想の55.0を下回り好不況の節目となる50を割り込んだことでドル売りが加速。ドル円は132円まで高値から3円近く下落。

年末年初で円買いが進み129円ミドルまで下落した反動で5円余り上昇したドル円だが結局週末には半値戻しとなるなど方向感の探り合いが続いた。週末の雇用統計は雇用者数や失業率がタカ派的な結果となる一方で賃金上昇はハト派的となるなど、FRBの姿勢を読み切れていない。また、日銀の緩和修正の動きも市場は先取りし過ぎた観もあり今後の相場の流れを掴み切れないまま1週間が過ぎた。
年末から年初にかけ、これだけ動きがあれば相場全体のポジション調整が一巡したとみてよいだろう。
今週発表される米12月CPIの結果次第で今後のドル相場の流れを占う大きなヒントとなることから注目。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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