ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-02

[米ドル円]クロス円の売りで上値重く

(米ドル円日足)



BOCの利上げ停止を皮切りに市場ではFRBの年内利下げも視野に入る中ドル円は下落して始まった。しかし、その後ECB、そしてBOEなども今後停止に向かうとの見方が強まると対ドルだけではなくポンド円やユーロ円といったクロス円の売りが強まるとドル高円高が進みドル円は129円前半から128円前半での綱引きとなった。
今日は米雇用統計が発表されるが失業率は上昇し平均賃金は前月に引き続き低下すると予想される。予想通りであればドル売り圧力が再び強まりドル円は1月16日に付けた安値127円22銭を再度試しに行くとみる。

ドル円予想レンジ:129円60銭~127円00銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ECB次回の利上げ以降は

(ユーロ米ドル日足)



未明に開かれたFOMC会合でドル売りが強まるとユーロは1.1032まで上昇。心理的な節目となる1.1ドルを上抜けた。しかし、この日開かれたECB理事会では予想通り政策金利を0.5%引き上げ次回の会合でも0.5%の利上げを実施するとしたが既に市場は織り込み済みで上値が抑えられた。その後ラガルド総裁が「3月の利上げ後は経過を見ていく」と発言したことで次回の0.5%利上げ以降は利上げを停止すると市場は受け止めユーロは下落。1.0885まで下落した。
結局FOMCでドル売りが強まり1.1ドルを一時的に上抜けたものの押し戻されるなど目先強いレジスタンスとして意識される。
今日のNY時間に発表される米雇用統計でドル売りが強まったとしても1.1ドルを上抜けるのは難しいとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1010(BB上限)~1.0810(38.2%、BB中心)

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[ポンド円]円との金利差縮小へ

(ポンド円日足)



昨日開かれたBOE政策会合では予想通り政策金利を0.5%引き上げた。声明では前回の「一段のインフレ圧力に対し必要に応じて協力に対応」を「今後より持続的なインフレ圧力の証拠があれば一段の引き締めが必要」など、トーンが低下。また、「インフレは高止まりしているもののピークに達した可能性」との内容を受けポンドは下落。対ドルだけではなく対円でも売りが強まり157円19銭まで下落した。
ベイリー総裁は「インフレが転機を迎えた最初の兆しが表れている」と発言したことで市場ではこれまでの積極的な利上げサイクルが終了に向かっているとの見方が広がった。
一方で日銀は緩和政策修正に動き始めており、昨年の150円付近から始まった金利差拡大に伴う上昇の巻き戻しが始まる可能性が高い。
本格的に始まるのは日銀が動き始める時であり、まだ目先は156円から155円付近が強いサポートとみる。

ポンド円予想レンジ:158円20銭(38.2%)~156円00銭(BB下限)

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[全般]各国主要中銀の利上げ鈍化で円買い

FRBで利上げ鈍化の兆しが示され、それに続いてBOEやECBも追随する姿勢が示されたことから各通貨に対して円買いが進んでいる。

昨日の未明に開かれたFOMC会合では予想通り0.25%の利上げに留まり今後も引き締めを継続するとしたものの、パウエル議長はディスインフレプロセスが始まったとし、利上げ停止時期が早まるとの見方が市場に広がりドル売りが進んだ。
その後開かれたBOE政策会合ではインフレが高止まりしているもののピークに達したとの見方が示されたことでポンドは下落。ECB理事会では今回も次回も0.5%の利上げが示されたもののその後は金融政策の見直しの可能性が示されたことでユーロも下落。結果的にドル買いが強まったものの同時に円との金利差縮小が意識されクロス円が全面安。ドル高と同時に円買いが進んだ。
先週はカナダ中銀BOCが利上げの一時停止を決定するなど各国主要中銀がこれまでの引き締め政策からの転換に動き出すとの見方が広がる中でそのペースの違いがドルやユーロなどの通貨同士の綱引きを生じさせることになる。ただ、この中での主役は基軸通貨のドルであり、ドルの動きを中心とした相場展開になりそうだ。
今日は米1月雇用統計が発表されるが、この中でも平均時給率が注目される。
前回と同様に賃金上昇鈍化傾向が示されるようならFRBの利上げ停止への思惑が更に進みドル売りが強まることになる。

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