[米ドル円]日銀次期総裁決定と米CPI

先週末に次期日銀総裁が植田氏に決まったことでドル円は一時129円81銭まで下落したが、その植田氏の「緩和を継続する必要がある」との発言で131円40銭まで買い戻される往って来い。実際に就任した後の行動は未定だが緩和政策の継続が確認されたことで目先円高リスクは後退したといえる。
ただ、米雇用統計の結果を受けFRBの利上げ終了時期も先送りされるとの見方から長期金利が上昇したが、その割にドル円の上値は重い。
今週発表される米1月CPIは前月から更に低下し6月でピークアウトしたことが改めて確認されるだろう。予想以上に前回を下回るようなら今年最安値となる127円前半を再度試しに行く展開も予想される。
ただ、今週木曜日発表の日本の1月貿易統計が前月から更に赤字額が拡大すると予想され、ドル売りが進んでいる場合は買い戻される可能性もあり注意したい。
本日のドル円予想レンジ:131円80銭~130円50銭
今週のドル円予想レンジ:132円60銭(BB上限)~127円40銭(BB下限)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ米ドル]米CPIと米長期金利

先週のユーロは米長期金利が上昇したことで上値の重い展開で推移。また、ドイツの鉱工業生産が予想を大きく下回ったこともユーロ売りを促した。
一方、クノット・オランダ中銀総裁やシュナーベルECB理事などは利上げに積極的な姿勢を示したものの既にラガルド総裁が5月以降の利上げに慎重な姿勢を示しているだけに反応は限られた。
今週発表される米1月CPIは米国インフレ鈍化を改めて示すものと予想され、米長期金利が低下するようならユーロは反発に転じる可能性が高い。ただ、1.1ドルを超えたところで反落したことから目先の天井感が広がっており上値も限定的とみる。
今週のユーロドル予想レンジ:1.0820(BB中心)~1.0620(50%)
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[ポンド円]米英CPIに注目

先週ベイリーBOE総裁は「今年はインフレ率が急速に低下すると予想」と発言したもののポンド売りに反応せず、むしろ上昇。週末には日銀総裁人事が発表されたことでポンド円が急落したが157円ミドルで下げ止まり下落前のレベル付近まで上昇する往って来い。
今週は米国のCPIだけではなく英国CPIも発表されるが、前月から伸びが鈍化すると予想され、ベイリー総裁発言を裏付けるものとなりポンド売りで反応しそうだ。
また、米CPIが予想通りインフレ鈍化を示すものとなればドル円も下値を下げる展開となりポンド円の売りが加速することになる。
ただ、日銀次期総裁が緩和政策継続姿勢を示していることから円買いも限りがあり、162円から156円のレンジ相場が続くとみる。
今週のポンド円予想レンジ:160円70銭(76.4%)~156円20銭(BB下限)
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[全般]日銀人事と米CPI
しかし、その後植田氏が「現在の日銀の金融政策は適切で緩和継続が必要」との発言を受け131円台を回復するなど往って来い。実際に4月に就任してからの采配は未定だが、当面円買いリスクは後退したといえそうだ。
今週の注目材料は米1月CPIに集まる。
市場は6.2%と12月の6.5%から鈍化すると予想しており、昨年6月をピークにインフレが低下していることが再確認されそうだ。パウエル議長が「財のセクターでディスインフレが始まった」との発言を裏付けるものとなる。
予想通りの結果となれば前回発表された米1月雇用統計の結果を受けFRBの利上げが長引くとの見方が後退し、再びドル売りに転じるか注目される。
しかし今週発表される日本の1月貿易統計が予想通り前月から更に赤字額が拡大するとなれば、次期植田日銀総裁が緩和政策継続姿勢を示した後だけに円売りが強まりそうだ。
ただ、日本の貿易赤字もここにきて円高やエネルギー価格の下落により今後縮小する可能性が高く、円安も一時的とみる。
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