ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-02

[米ドル円]135円天井を意識

(米ドル円日足)


米雇用統計から始まりCPI、小売売上、そしてPPIなどがすべて予想を上回る強い結果が示されたことでFRBの利上げ停止観測が後退。次回のFOMC会合では0.5%の利上げ観測も浮上していることからドルは底堅い動きが今週も続きそうだ。一方で、今週は日本のCPI、そして植田次期日銀総裁の所信聴取と質疑が行われる。1月CPIは前月の4%から4.3%に上昇すると予想されており、この数字に対して植田氏が緩和政策修正の可能性を示されるようなら円買いが進みドル円の下押し圧力が増すことになる。
一方、米2月PCEデフレーターが発表されるが前月比では上昇。前年比では低下が予想される。どちらに反応するかはその時のポジション次第といったところだが、今の状況ではドル買いサイドに反応しそうだ。
先週135円を一瞬上抜けたもののすぐに押し戻されていることから135円は強いレジスタンスとして意識される。もし、先週の高値135円11銭を上抜けるようなら136円ミドル付近までの上昇も視野に入る。

本日のドル円予想レンジ:134円80銭~133円80銭
今週のドル円予想レンジ:136円50銭(61.8%)~132円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]FRBとECBの利上げペース

(ユーロ米ドル日足)


先週米CPI発表後に付けた1.0801を高値に下げが始まった。その後米小売売上やPPIも予想を上回ると米長期金利が更に上昇。FRBの利上げ長期化によりユーロは1.0613まで下落したが米国連休を前に1.07手前まで買い戻されて引けている。
FRBの利上げ停止時期が先に延びるとの見方に対してECBはここにきて利上げ鈍化の兆しも見えてきた。ユーロ圏CPIは10月をピークに伸び率が鈍化している。ラガルド総裁も利上げ継続姿勢を示すものの3月の利上げ以降は経済動向を見極めるとの発言なども聞かれ、これまでの積極的な利上げの影が薄まっている。
今週はユーロ圏HICPが発表されるが前月から上昇すると予想される。ただ、利上げ観測が高まったとしても景気への影響がユーロの上値を抑えるとみる。
一方、ドル買い材料は出尽くし観もあり次回2月の米CPIや雇用統計などの発表までユーロの上値は抑えられるとみる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0750~1.0530(61.8%)

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[NZドル円]大型サイクロンとRBNZ

(NZドル円日足)



先週ニュージーランドを襲った大型サイクロンにより政府は市場3度目の国家非常事態宣言を発令するなど大きな被害を被っている。
今週開かれるRBNZ政策会合では政策金利0.5%の引き上げが市場では予想されているが、今回の被害による経済への影響は計り知れないことから利上げ幅を0.25%、或いは据え置く可能性もある。
0.5%の利上げを市場はほぼ織り込んでいることから、もし据え置かれるようならNZ売りが強まることになる。反対に、もし予想通り利上げを実施するようなら経済へのマイナス圧力となることから、どちらにしてもNZドル円は上値が抑えられるとみる。

今週のNZドル円予想レンジ:84円40銭~83円00銭(61.8%)

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[全般]日米物価動向と金融政策

先週発表された米1月CPI、そして小売売上高が予想を上回る結果となりドルは上昇幅を拡大。前週に発表された米雇用統計に続き強い数字が示されたことで市場はFRBが利上げ停止時期を先送りするとの見方が広がった。複数のFRBメンバーによるタカ派発言が相次ぐ中で次回のFOMC会合ではこれまでの0.25%の利上げから0.5%になるとの見方も聞かれ始めた。
先週末は米国の連休を控えドル売り戻しの動きが見られ、一時135円を上抜いたドル円は134円近くまで押し戻された。
今週も引き続きドルは底堅い動きが予想されるが、そろそろドル買い材料も出尽くし観があり上値も限られるとみる。
今週の注目材料としては米国1月PCEデフレーターだが、もし予想を上回れば再度ドルの上値を試す展開が予想される。ただ、大分織り込み始めているだけに上値も限定的とみる。

今週はドルだけではなく円にも注目が集まりそうだ。
今週末発表の日本の1月CPIは前月から上昇が予想されることから、日銀の緩和政策修正への思惑が再び高まるか注目。また、この日は植田次期日銀総裁の所信聴取と質疑が行われる。植田氏は元々YCCに懐疑的であったことや、データ重視のスタンスで知られる。
この段階ではこれまでの緩和政策継続姿勢を崩さないと思われるが、少しでもタカ派的な姿勢が垣間見られるようならドル円の上値は抑えられる。
市場はここ最近の経済指標の結果を受けFRBの利上げ停止時期が先送りされ、利上げ幅も拡大されるとの見方が広がりドル買い戻しの動きがみられる。短期的にはドル買いが進みやすいものの次回の雇用統計やCPIなどの結果次第では再びドル売りに転じる可能性もある。
FRBの利上げ停止が先送りされたとして引き締め政策の転換は遅かれ早かれやってくる。

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