ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-03

[米ドル円]リスクオフの円高とFRB

(米ドル円日足)



SVBに続きシグネチャーバンクも破綻するなど金融システムリスクの高まりにより安全通貨の円買いが進んだ。また、急速な金融引き締めが破綻の一環となったこともあり、今後FRBの利上げにブレーキがかかることは間違いない。ドル安と同時に円買いが強まりドル円の下落圧力は高まりそうだ。
FRBと米財務省、そしてバイデン大統領の迅速な対応によりシステミックリスクが後退しドル円に買い戻しが入る場面も想定される。ただ、現実に2行の銀行が破綻したことは確かで、この不安は今後も続く可能性が高い。
今日は米CPIが発表されるが今回の破綻によりどんな結果が示されたとしても今となっては過去のものであり、利上げ停止に向けた動きに変わりはないとみる。

ドル円予想レンジ:134円00銭~131円80銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ円]対岸の火事ではなく

(ユーロ円日足)



週明け東京市場では先週末のSVB破綻報道を受け142円後半に下落して始まった。その後はFRBや米財務省が迅速に対応したことで144円38銭まで買い戻された。
しかし欧州株式市場は金融システムリスクへの懸念から下落して始まるとリスクオフの円買いが強まり142円付近まで下落。一旦は買い戻しも見られたが金融不安によりECBも利上げ幅を縮小するとの見方も加わり141円38銭まで下落した。
その後バイデン大統領が「必要なことは何でもする」など当局などの対応が示されたことで大きく下落していたNY株式市場も持ち直し過度なリスクオフも後退。ユーロ円も143円台を回復して引けている。
今回の破綻の背景には急速な金融引き締めがあり、それはECBも同様であり今後利上げに慎重になる可能性が高い。もし利上げ継続となれば寧ろ株価が下落し更なるリスクオフの円買いが進むことになりかねない。
いずれにしてもユーロ円は上値の重い展開が予想される。

ユーロ円予想レンジ:143円50銭~141円50銭(50%)

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[ポンド米ドル]金融システム不安の連鎖

(ポンド米ドル日足)



SVB破綻報道で週明け東京市場でポンドは1.21まで上昇して始まった。ただ、英国でも破綻の影響が懸念される中で1.20ミドルまで押し戻されたがスナク首相は「英金融システムは健全な状態にある」と述べたこともあり1.2141まで反発。
しかし、金融システムへの不安が燻る中で東京の安値とほぼ同レベルの1.2047まで下落。
その後英財務省が「SVB英法人をHSBCに売却し預金は全額保護」との報道もありポンドは上昇。また、米長期金利が低下したこともあり1.2198まで上昇して引けている。
米国金融不安はシティーという大きな金融街を持つ英国にも同様に起きかねない。これまでFRBと並んで利上げを継続してきた構造は同じであり、いずれはリスク連鎖によるポンド売りが強まる可能性が高い。

ポンドドル予想レンジ:1.2210(BB上限)~1.2050(38.2%)

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[全般]SVBショックとFRB

SVBの破綻ショックでFRBの利上げにブレーキがかかるとの見方からドル安が進むと同時にリスクオフの円買いが進んだ。

週明け東京市場では先週末に伝わったSVB破綻報道を受けドル売りが先行しドル円は133円50銭まで下落。しかし、FRBと米財務省が全預金者の資金を保証する措置と新たな融資プログラムを設定するなど迅速な対応を示したことからドル買い戻しが入りドル円は135円台を回復。しかし、この破綻により来週のFOMC会合での利上げ幅が縮小するとの見方からドル円は133円70銭付近まで押し戻されるなど荒っぽい動きが続いた。
欧州市場にかけて再びドル買い戻しが入ったものの欧州や英国株価が急落して始まるとユーロやポンド売りが先行。リスクオフの円買いが強まるとドル円クロス円ともに大幅安。ドル円は1か月ぶりとなる132円29銭まで下落した。
夏時間に入り1時間早く始まったNY市場ではSVB破綻ショックによりFRBが利上げを停止するとの見方も浮上。1.0650まで下落していたユーロは1.07ミドルまで反発。
大きな金融マーケットのある英国ポンドも1.2047の安値を付けた後は1.22付近まで上昇。
バイデン大統領はこの日「銀行システムも預金も安全なことは確実。必要なことは何でもする」と述べたこともありNY株式市場は下落後上昇に転じるとリスクオフの円買いも一服。ドル円は133円ミドル付近まで買い戻された。
SVBに続き地方銀行のシグネチャーバンクも経営破綻するなど金融システムリスクの高まりは暫く続く可能性が高い。
今回の破綻の原因ともいえるFRBの急速な利上げによる国債価格の下落があり、FRBは利上げを停止する可能性が高まる。
これはECBやその他主要各国中銀も同様であり、緩和政策を続けた日本だけが安全ということになる。
一時的に金融システム不安が後退したとしても一度浮上した不安は暫く燻る可能性が高く、対ドルだけではなくその他の利上げを続けた通貨に対しても円買いが強まることになりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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