[米ドル円]リスクオフとFRB

先週はSVBやその他米銀破綻報道とクレディスイス(CS)の経営不安などからリスクオフの円買いが進んだ。同時にFRBの利上げペース鈍化への思惑からドル売りが進みドル円は135円付近から131円56銭まで3円余り下落。
米銀の破綻についてはFRBや財務省による預金者保護が示され、CSもスイス中銀が支援するとの迅速な措置で一先ず落ち着いたかと思われたが、週末には再び円買いドル売りで引けている。
今週開かれるFOMC会合では利上げが0.5%ではなく0.25%、或いは停止するとの見方も浮上。もし、0.5%利上げしたとしても今後利上げを見送るとの見方が多い。
いずれにしても、不安感が払しょくできずにリスクオフの円買いが進み同時に利上げペース鈍化が示されるようなら一段のドル円下落リスクが高まる。
本日のドル円予想レンジ:132円60銭~131円40銭(61.8%)
今週のドル円予想レンジ:134円00銭~130円00銭(76.4%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ米ドル]強気のECBに対しFRBは

先週のECB理事会では政策金利を予想通り0.5%引き上げたが、市場は米国金融システム不安が欧州にも波及するとの見方もあり利上げ幅を縮小もしくは停止するとの見方もあった。ECBは0.5%の利上げをすることで寧ろ金融システムに問題ないとの姿勢を示す狙いもあったかもしれない。
今週は金融不安が燻る中でFRBがECBと同様に強気の姿勢を示すのか注目。今回のSVBなどの破綻の一因としては急速な利上げによるとの見方もありFRBがこれまでのような強気のスタンスを維持するようなら市場の不安を更に高める可能性がある。
先週発表された2月のCPIやPPI、そして小売売上高がそれぞれ1月より弱い結果だったことはFRBの利上げペースを緩めるものでもある。
いずれにしても今週のFOMCではECBの強気姿勢とは異なる動きを見せる可能性が高く、ユーロは対ドルで底堅い動きが予想される。
今週のユーロドル予想レンジ:1.0820(61.8%)~1.0550
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[ポンド米ドル]BOEと英2月CPI

先週は米銀の破綻報道で市場に不安感が広がる中、CSの経営不振が伝わると英国にも飛び火するとの見方からポンドは1.2010まで下落。しかし、その後米長期金利が低下したことで1.22ドルまで上昇。高値圏で引けている。
今週はFOMC会合前にBOE政策会合が開かれるが政策金利を0.25%引き上げると予想される。ただ、その前には英2月CPIの発表があり、前月の10.1%から9.9%に鈍化すると予想される。先週発表された英賃金上昇率は久しぶりの鈍化を示しており、CPIも鈍化傾向を示すようなら利上げサイクルの終盤に近付いているとの見方からポンド売りが強まる可能性が高い。
ただ、それ以上にFOMCでは利上げペースを鈍化、或いは停止するとの見方からポンドの下値も限定的とみる。
今週のポンドドル予想レンジ:1.2280(76.4%)~1.2050
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[全般]金融不安とFOMC
ところがその後クレディスイス(CS)の信用不安が広がるとリスク回避の円買いが再開。
こちらもスイス中銀やスイス連邦金融市場監督機構(FINMA)が「必要であればCSに対して流動性を提供する」との報道で収まったと思われた。
しかし、市場の不安感は払しょくできず、週末には再びリスクオフの円買いが進みドル円は131円ミドルまで下落。安全通貨の円が買われるとともにドルが下落。
SVBだけではなくシグネチャーバンクやシルバーゲートなどの3行が破綻に追い込まれ、同時にCSの信用不安など米金融システム不安が欧州にも波及した格好だ。
米金融機関の破綻はFRBの急激な利上げが背景にあるとの見方もあり、今週のFOMC会合での今後の金融政策に注目が集まる。
今月初旬に行われたパウエル議長の議会証言では「利上げスピード加速の用意」「ターミナルレートは予想以上に高くなる可能性」などのタカ派発言があり市場は今回のFOMC会合で0.5%の利上げを織り込むように米長期金利は4%台に上昇。ドル全面高となりドル円も137円90銭まで上昇した。しかし、今回の銀行破綻により市場のセンチメントは一変。利上げが加速するようなら第二第三のSVBが増えるとの不安が広がりかねない。
もし利上げが実施されたとしても今後は慎重な姿勢が示される可能性が高く、利上げはドル売りを一段と進める可能性が高い。
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