ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-04

[米ドル円]主役は円?ドル?

(米ドル円日足)



先週は金融不安が後退したことでリスクオンの円安が進みクロス円がドル円を押し上げる展開が目立った。一方でFRBの利上げ停止時期が近いとの見方からドルの上値は重くドル売りと円売りの綱引きは円売りが優勢となった。
今週はISMや雇用統計が発表され、その結果次第で一段と米長期金利が低下しドル売りが強まる可能性が高いとみる。一方で、金利低下は株価押し上げ要因となり円売りが強まることになる。ただ、先週はかなりリスクオンの円安が進んだ後だけにクロス円の巻き戻しが入りやすい。
100日移動平均線が位置する134円付近で戻り売りスタンスで臨みたい。

本日のドル円予想レンジ:133円30銭~132円20銭
今週のドル円予想レンジ:134円00銭(100MA、50%)~130円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ECBの引き締めスタンス

(ユーロ米ドル日足)



先週発表されたドイツのCPIは予想を上回ったことでユーロが上昇したがユーロ圏HICPが予想を下回り、結局ユーロは押し戻された。結局1.1ドルには届かずに1.0926付近でダブルトップを形成。目先上値の重い展開が予想されるが、ECBの利上げ余地はFRBに比べて大きく、下値では買いが待ち構えているとみる。
ただ、今週末はイースター休暇に入ることから流動性が低下する中でユーロは荒っぽい動きが予想されるが、結局1.09から1.07のレンジ内でのもみ合い相場とみる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1030~1.0720(BB中心、50%)

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[豪ドル円]利上げ停止一時的か

(豪ドル円日足)



先週は金融不安が後退しリスクオンの円売りと同時に資源国通貨で投機色の強い豪ドルに買いが集まった。先週末に86円近くまで下落した後長い下髭を伸ばして引けたことで底打ち観もあり豪ドル円は週末89円68銭まで上昇。ただ、週末月末、そして期末ということから調整売りが入り88円63銭まで下落して引けている。
今週はRBA政策会合が開かれ政策金利は据え置きが予想される。ただ、一部では今回0.25%の利上げを実施し次回据え置きとの見方もある。
もし利上げを実施し先週の高値を上抜けるようなら61.8%戻しであり3月15日の戻り高値となる90円20銭付近が次のレジスタンスとなる。
市場のリスクオンの楽観的なセンチメントで押し上げられたが、金融不安は依然として燻る中で上値も限られるとみる。

今週の豪ドル円予想レンジ:90円20銭(61.8%)~87円50銭

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[全般]米経済指標とイースター

先週は米当局の銀行への緊急融資制度拡充などの支援や米銀によるSVBの買収などから金融システム不安が後退。リスクオンの円売りが進みドル円クロス円ともに大きく上昇したことでユーロやポンド、そして資源国通貨も上昇。
また、3月は期末年度末などによる特殊なフローもあり日中には上下に振らされる場面もよく見られた。
ただ、週末に発表された米2月PCEデフレーターとコアともに予想以上に前月から減速が確認されたことでFRBが早期に利上げを停止するとの見方が高まりドル売りで反応。
ただ、週末で月末ということもあり、それまで進んでいた円売りの調整からクロス円が全面安となりユーロやポンドなども対ドルで下落して引けている。
今週は3月ISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計などFRBの今後の政策を左右する重要指標が発表される。
市場は早期利上げ停止に加え利下げも視野に入れ始めているが、もし予想以上に強い結果となればドルの買い戻しの動きが強まることになる。
ただ、依然として燻る金融不安によりドル買いも一時的となりそうだ。
また、先週の動きを見るとFRBの引き締めから緩和への期待で株式市場が上昇しリスクオンの円売りが進むなど、ドルよりも円が主役の場面が多く見られた。
もし指標が強い結果となったとしても株価が下落しリスクオフの円買いが進みドル円クロス円ともに下押し圧力が高まることになる。
特に今週は豪州やニュージーランド中銀の政策会合も開かれるが利上げ停止が意識されるなかで円主役の相場展開になりそうだ。
今週末は欧米がイースター休暇に入り、雇用統計がその狭間に発表されることから想定外の動きには注意したい。

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