ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-04

[米ドル円]日銀会合と米PCE

(米ドル円日足)


先週末に発表された日本の3月CPIはコアで3.8%と前月の3.6%から上昇。円は徐々に買い戻されクロス円ともに下落。その後発表された米PMIが予想を上回ったことで買い戻されたが134円付近で上値の重い展開となった。
今週は4月の全国物価指標となる東京都のCPI、そして日銀会合が開かれる。市場では日銀はこれまでの緩和政策継続を示すと予想しており、もし今後何らかの変化を示す内容となればサプライズの円買いが進む可能性が高い。
一方、FRBの政策に最も影響を与えるといわれる米3月PCEデフレーターが週末発表されるが、前月から大きく鈍化すると予想される。予想通りであればドル売りも同時に強まりドル円は一段の下値を試す展開が予想される。

本日のドル円予想レンジ: 134円50銭~133円60銭
今週のドル円予想レンジ:134円80銭~132円30銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]レンジ内での動き継続か

(ユーロ米ドル日足)


先週のユーロは週を通して1.10から1.0910の狭いレンジ内で方向感の乏しい動きとなった。FRBの利上げはあと一回とみられる中でECBは依然積極的な利上げ継続姿勢を示すものの、大分織り込み済みになってきたことで次の材料が欲しいところだ。
今週はユーロ圏1-3月期GDPが発表され、前月の1.8%から1.4%に下方修正されると予想される。景気減速懸念が高まれば来月のECB理事会での0.5%の利上げ観測が後退しユーロ売りが強まることになる。
1月29日の高値1.1032と4月14日の高値1.1077のダブルトップを上抜けるのは次回のECB理事会まで難しいとみている。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1050(BB上限)~1.0800(50%)

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[NZドル円]先行指標のNZドル

(NZドル円日足)


先週発表されたニュージーランド1-3月期CPIは6.7%と予想の7.1%を大きく下回ったことで物価鈍化がしめされNZドル円は下落に転じた。
84円の手前で何度も上値が抑えられるなど上値の重さが確認された。
今回のCPIの結果を受け次回の会合では利上げ停止の可能性が高まるなかでNZドルの下落が始まるサインとみることもできる。
NZドルは通貨の先行指標として動くことが多く、今週の日銀会合でなんらかの緩和政策に関するメッセージが示されるようならNZ円を先駆けにクロス円全般に売りが強まるか注目。

NZドル円予想レンジ:83円20銭~81円20銭

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[全般]日銀政策会合サプライズは

先週はNY連銀製造業景気指数が予想を上回ったことでドル買いが先行。また、次回の日銀会合でYCCの修正について日銀内で慎重な意見が広がっているとの観測記事もあり円安も進行。ドル円は一時135円台に乗せてきた。また、金利差からの円売りがクロス円を押し上げた。
しかし、その後発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数や景気先行指数が予想を下回ると米長期金利が低下。ドル売りが進む中で週末発表された米4月PMIが予想を上回ったことでドルの買い戻しが一気に強まった。133円ミドルまで下げていたドル円は134円ミドルまで押し上げられた。円売りが先行し底堅い動きで推移していたクロス円もほぼ全面安で引けている。
今週は植田総裁の初の日銀会合が開かれ注目が集まる。
今回の会合ではこれまでの大規模緩和政策継続姿勢が示されるとの見方が市場のコンセンサスとなっており既に円は売られている。もしYCCの修正やフォワードガイダンスの変更などに何らかのメッセージがあれば市場にはサプライズと受け止められ円はすべての通貨に対して買いが強まることになる。
又、同日に東京都のCPIも発表される。
先週発表された日本のコアCPIは予想を上回るなど、いずれ物価上昇による日銀緩和修正に動き出すとの見方から円売りは限定的とみる。
また、今週はFRBの政策に大きく影響を及ぼすとされる米3月PCEデフレーターは前月から鈍化すると予想され、予想通りであれば少なくともドルの上値は抑えられる。
ただ、日銀のサプライズがあれば今週はドルよりも「円主役」の相場展開が予想される。

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