ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-08

[米ドル円]ジャクソンホール前の調整

(米ドル円日足)



先週のドル円は昨年11月の介入レベルを超え146円56銭まで上昇したが、円安阻止への当局の強い姿勢は見られなかった。
一方で米長期金利上昇による株価下落がリスクオフの円買いを促したことでドル円は週末145円を一時割り込むなど一本調子の上昇にはならなかった。
今週末に開かれるジャクソンホールでのパウエル議長や植田総裁発言に市場の注目が集まる中で、その前にドル円の調整売りが強まるとみている。
ただ、日米金融政策の違いは当面変化しないとの見方が改めて確認されるようなら、再度上値を試す展開が予想される。

本日のドル円予想レンジ:145円80銭~144円60銭(38.2%)
今週のドル円予想レンジ:146円30銭~143円40銭(61.8%、BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]底値確認なら買い戻しへ

(ユーロ米ドル日足)



先週のユーロは米長期金利の上昇と同時にドイツ長期金利低下により売りが止まらず1.0845まで下落したところで下げ止まった。このレベルは7月7日の米雇用統計の結果を受けドル売りが強まる直前のユーロの安値となる。また、ボリンジャーバンドの下限でもあり180日移動平均線が位置することから強いサポートとして意識される。
今週のジャクソンホールでのパウエル議長発言によりこのレベルを割り込むようなら1.07付近が次のサポートレベルとなる。
しかし、既にECBとFRBの金融政策の違いを織り込んできている。
1.08ミドルの底値を確認したところで買いに回りたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1010(38.2%)~1.0830(180日MA、BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[豪ドル米ドル]豪ドル下落トレンド継続

(豪ドル米ドル日足)



中国大手不動産中国恒大集団が破産申告するなど、中国リスクが高まるなかでジャクソンホールでのパウエル議長発言により豪ドルは一段の下値を試す展開が予想される。

豪ドルは週末に一旦は下げ止まりを見せたものの上値は重かった。
米長期金利の上昇や中国リスクは更にNY株価を押し下げるなどリスクオフの円買いと同時に資源国通貨の豪ドル売りを促している。
先週公開されたRBA議事要旨では「インフレは正しい方向に向かっている」「これまでの大幅引き締めが意図したとおりに機能している」など、利上げサイクルを一先ず停止した可能性が高い。
一方で米国の強い経済指標を背景とした年内追加利上げの可能性が高まる中で豪ドルの上値は重い。パウエル議長発言を前に豪ドルの買い戻しが入るとしてもダブルトップのネックラインとなる0.65付近は強いレジスタンスとして意識される。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.6490(50%)~0.6300(BB下限)

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[全般]注目のジャクソンホール

先週はドル円クロス円ともに底堅い動きで始まったがFRBの引き締め長期化が意識され株価は下落。リスクオフの円買いや介入警戒感などから週後半には円買い戻しの動きが強まった。
前週の米PPIが予想を上回るなど強い米経済指標をバックにFRBの利上げ長期化観測から米長期金利が上昇。ドルは底堅い動きで始まりドル円は介入が入った昨年11月以来の高値146円56銭まで上昇。金利差からの円キャリートレードが再開。
一方で、米金利上昇や中国不動産リスクの高まりなどからNY株を中心に世界的な株価下落によるリスクオフの円買いが強まるとドル円も145円付近まで押し戻されるなど、方向感は定まらない。
その中で、今週は25日にジャクソンホール会議が開かれる。
毎年ジャクソンホールでのFRB議長の発言が相場に大きく影響することから注目される。
パウエル議長は7月のFOMC会合でインフレ警戒から利上げ継続の可能性を示唆。しかし、メンバー内ではタカ派とハト派の対立もみられる。
市場は既に年内追加利上げを織り込み始めており、注目はターミナルレートや利下げ時期がいつ頃になるかに集まる。
ただ、次回9月のFOMC会合までには米CPIや雇用統計などの発表があり、今回の発言では方向を見極めるのは難しそうだ。

植田日銀総裁の発言にも注目。
YCCの上限を微調整にとどめたことで大規模緩和政策継続を変えることはできないと市場は見込んでいる。改めて円安への懸念が示されるようなら円買い戻しの動きが強まる可能性も残るが、一時的な動きに留まりそうだ。
いずれにしても、相場の行方が依然として混とんとする中でそれぞれの発言から方向を見極めようとする動きは続く。

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