[米ドル円]実弾介入の可能性も

先週は今年最高値となる147円87銭まで上昇したことで神田財務官や鈴木財務相から強めの口先介入が入りドル円は発言後下落。しかし、結果的にほぼ高値圏での引けとなるなど介入効果に限界が見えてきた。寧ろ口先介入は押し目買いのチャンスと見られている。
ただ、先週末の取引直後に植田総裁が年内にも緩和政策転換の可能性を示した。この発言も口先介入ともとれるが、市場が反応するようならドル円もそろそろ天井に近いとみることもできる。
また、今週発表の米CPIの結果次第でドルが急速に上昇するような場面では実弾の介入が入る可能性もあり、波乱含みの展開が予想される。
本日のドル円予想レンジ:148円00銭~146円50銭
今週のドル円予想レンジ:148円50銭~144円50銭(50%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ米ドル]ECB理事会とラガルド総裁の発言

先週ラガルド総裁は「インフレが高すぎる」「インフレ期待をしっかりと抑え続けることが重要」と発言。ただ、これまでのようなタカ派的な発言は見られなかった。
イタリア中銀のビスコ総裁は「利上げ停止できる水準に近付いている」と発言する一方でクノット・オランダ中銀総裁は「9月利上げの可能性を市場は過小評価している」など、今回の理事会では利上げか据え置きか予想が難しい。
もし、利上げを実施しユーロ買いで反応するとしても上値は限られる。
もし予想通り据え置きとなったとしてもラガルド総裁から利上げに曖昧な発言があればユーロ売りが強まる可能性もある。
これまでの大幅利上げにより欧州景気減速懸念が高まることから、いずれにしてもユーロは上値の重い展開が続くとみている。
今週のユーロドル予想レンジ:1.0800~1.0600(38.2%、BB下限)
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[豪ドル円]豪雇用統計に注目

先週開かれたRBA会合では予想通り政策金利の据え置きを決定。一部で利上げ観測もあり発表後は豪ドル売りで反応した。ただ、3回連続据え置きとなったことで利上げはそろそろ終了との見方も広がる中で今週発表される豪8月雇用統計に注目が集まる。前回の声明でも「インフレと労働市場を注視している」としており、結果次第で豪ドル売りが加速する可能性もある。
尚、ロウRBA総裁は今週いっぱいで任期満了となり、ブロック副総裁が次期総裁となる次回の会合では政策が一新されるか注目される。
今週の豪ドル円予想レンジ:95円00銭(BB上限)~93円20銭(61.8%、BB下限)
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[全般]植田日銀総裁発言と米CPI
先週は神田財務官や鈴木財務相の口先介入があったが結局押し目買いのチャンスとなりドル円の上昇を寧ろ促した。円安を阻止するには日銀の緩和政策修正のみとなったことが、今回の発言に繋がったかもしれない。
また、今週はFRBの今後の金融政策に大きく影響を及ぼす米CPIやミシガン大学消費者態度指数、そしてNY連銀製造業景気指数などの重要指標が発表される。来週は注目のFOMC会合が開かれることから今週はブラックアウト期間で当局からの発言はなく、指標だけで市場が判断することになる。ただ、今回の指標結果が物価上昇を示唆するものとなっても9月利上げの可能性は低い。もし利上げへの期待が高まったとしても年内最後の利上げになる可能性もあり、ドルの上値も限られるとみている。
いずれにしても、植田総裁の発言が意識されるようなら相場の転換に繋がる可能性もあり注目したい。
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注意喚起
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