[米ドル円]催促相場と日米会合

先週は植田日銀総裁発言でドル円は下落して始まったが、その後は米CPIの結果を受けドル高が進むなかで総裁の否定報道により結局ドル円は植田発言前の147円後半まで戻す往って来い。
今週の日銀会合で植田総裁が改めてこれまでの緩和政策継続姿勢を示すようなら一段の上値を試す展開が予想される。上値目途としては150円の大台とみるが、その手前で口先介入や実弾介入への警戒感が上値を抑えてくるとみる。
また、FOMC会合では今回利上げ据え置きと予想されるが金利や経済見通し、そしてパウエル議長発言に集まる。直近では強い経済指標が続いており、ソフトランディング期待や金利高止まり観測などからドルの底堅さは継続。
実弾介入や植田総裁のサプライズ発言がない限りドル円は全般に底堅い動きが予想される。
本日のドル円予想レンジ:148円40銭(BB上限)~147円40銭
今週のドル円予想レンジ:149円50銭~145円50銭(38.2%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。
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[ユーロ米ドル]今年最安値を意識

先週のECB理事会では成長見通しが下方修正されたことで景気先行きの弱気な見通しが示された。また、ラガルド総裁が「金利はピークに達したかもしれない」などのハト派発言で利上げサイクル終了との思惑が広がりユーロは5月の安値とほぼ同レベルの1.0633まで下落。今週のFOMC会合では政策金利の据え置きが予想されるが年内追加利上げの可能性が高いとみられ、ドルに対して上値の重い展開は継続。
3月15日に付けた安値1.0517、勢いがあれば今年最安値1.0484を試しに行くと予想する。
今週のユーロドル予想レンジ:1.0720(38.2%)~1.0500
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[ポンド米ドル]BOE政策会合とCPI

今週はBOE政策会合前日に英8月CPIが発表される。前月から上昇すると予想されるが、既に今回の会合では0.25%の利上げは既に織り込み済み。
注目はベイリー総裁がCPIの結果を受け今後の政策にどう対応していくのかに集まる。
物価上昇を抑えるために更なる引き締めを実施するとしてもこれまでの引き締めで経済は疲弊している中でのスタグフレーションリスクが高まることになる。
市場は利上げに対してポンド買いで反応しなくなっており、今回も利上げで一旦買われたとしても直ぐに売りが強まる可能性が高い。
一方、今週はFOMC会合もありドルの動向次第ではポンドは下げ止まる可能性もあるが、相対的に米国経済に見劣る英国だけに上値は限られそうだ。
今週のポンドドル予想レンジ:1.2500~1.2300(61.8%)
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[全般]注目の日米政策会合
注目の8月CPIは前月比で0.6%と2か月連続で加速。コアCPIも2月以来の加速がみられたことからドル円は147円71銭まで上昇。
週末には週初伝わった植田日銀総裁発言は「発言と市場の解釈にギャップがある」「日銀の認識はほぼ変わっていない」との否定報道を受けドル円も147円94銭まで上昇。ほぼ高値圏で引けている。
この植田総裁発言を巡り今週はFOMC会合にも増して日銀の金融政策に注目が集まる。
・FOMC会合
日銀に先立ちFOMC会合に注目。
今回の会合では政策金利据え置きが予想されるが、年内11月、或いは12月にも利上げが実施される可能性も残る中で、声明でタカ派的な内容が示されるようならドル買いで反応しそうだ。
ただ、市場は年内でFRBの利上げサイクル終了とみておりドルの上値も限定的とみる。
・日銀会合
日銀会合では植田総裁が読売新聞での内容を否定するようなら更に円売りが進むことになる。
これまで鈴木財務相や神田財務官の口先介入の効果が見られないなかで植田総裁が円安阻止のために発言したとの見方もあった。結果的に円安を止められないとの見方が広がればドル円は実弾介入を誘う催促相場になりかねない。
反対に、植田日銀総裁が読売のインタビュー内容を否定しないようならドル円は当面の天井を打つ可能性もあり注目度は高い。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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