ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-10

[米ドル円]150円台再度トライ

(米ドル円日足)


先週発表された米CPIが予想を上回りドル円は149円82銭まで上昇したが150円には届かなかった。介入警戒感もあるが、米長期金利低下によるドル自体の上値の重さがドル円の上値を抑えている。中東戦争による地政学的リスクの高まりから安全資産の米国債に資金が流れ込んだとされる。また、複数のFRBメンバーのハト派姿勢もドルの上値を抑える要因となっている。
今週もこの流れが継続するなかで日本の貿易収支やCPIが発表される。先週日銀が23年度の物価上昇率を3%近くに上方修正するとの一部報道もあり、物価上昇が確認されるようなら円買いで反応しそうだ。ただ、日銀の大規模緩和政策は変わらないとの見方は根強く、円買いも一時的とみる。
一方でフィラデルフィア連銀製造業景気指数や小売などが予想を上回る強い結果を示すようなら150円の大台を再度試しに行く可能性もあるが介入警戒感は強いことから乗せたとしても直ぐに押し戻されるとみる。
結局、月末のFOMC会合までは方向感の掴みにくい相場展開が続きそうだ。

本日のドル円予想レンジ:150円30銭(BB上限)~149円20銭
今週のドル円予想レンジ:150円30銭(BB上限)~147円30銭(50%、BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]下降トレンド継続

(ユーロ米ドル日足)


先週は米長期金利が低下したことでボリンジャーバンドの中心線と21日移動平均線を上回り、7月から続いた下降トレンド転換かと思われた。しかし、米CPIが予想を上回るとドルの買い戻しが一気に入り、再び21日MAを下回って引けるなど一時的な買い戻しとなり下降トレンド再開。
先週末にラガルド総裁が「インフレ率2%に戻す、それが現実になりつつある」と発言。また、ナーゲル・ドイツ連銀総裁も「ドイツのインフレはピークに達した」と発言するなどECBの利上げ停止観測が高まる中で、今週発表されるドイツのZEWに注目。
ドイツの景気減速懸念が高まれば、ユーロ圏全体にも悲観的な見方が広がり10月3日に付けた安値1.0448を再度試す展開を予想する。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0590(61.8%、BB中心)~1.0440(BB下限)

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[カナダドル円]上昇トレンド継続

(カナダドル円日足)

CAD_JPY_202310163_hiashi.jpg

クロス円が全般に上値の重い展開の中でカナダ円は底堅い動きをキープしている。
イスラエルとハマスとの戦争が勃発したがWTIは寧ろ低下して始まった。ただ、週末にはガザ市民に退避を求めるなど戦争激化への懸念から原油価格も上昇したことでカナダドルの下支えとなった。
今週はカナダの小売売上や卸売売上、そしてCPIが発表される。前回の8月のCPIは4.0%と前月の3.8%から上昇。
今回は3.9%と鈍化が予想されるが、依然として高い水準で推移。9月の雇用統計も雇用者数が予想を上回り賃金も上振れるなど再び物価上昇の兆しが見えてきた。
ドル円も150円手前で高止まりしていることからカナダ円は底堅い動きが継続し、今年最高値を試す展開を予想する。

今週のカナダ円予想レンジ:111円00銭(BB上限)~109円00銭(50%)

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[全般]中東情勢とFRBの行方

先週はイスラエルとハマスとの戦争が勃発。市場は比較的冷静に対応していたが、週末にかけて原油価格は上昇しリスクオフの円買い、そして米長期債が買われ金利低下が進んだ。
週を通して市場の注目は戦争よりも米CPIに集まった。
ここにきてFRB高官のハト派発言が相次いでいたことでCPIへの期待が高まった。しかし、結果は市場の思惑とは異なり予想を上回ったことでドルが全面高。ドル円も149円後半まで上昇したが介入警戒感もあり150円には届かなかった。
今週は中東情勢がどこまで激化するのか、その対応を左右する米下院議長の選任、そしてFRBの金融政策が依然ハト派的なのかに注目が集まりそうだ。
地政学的リスクによるドル買いで反応する場面も見られたが、思ったほど影響は少なく寧ろ素直に円買いが進んでいる。今後更に激化するようなら原油価格上昇や米金利低下が更に進みドル安に繋がるという見方もあり、予算案を巡る政府機関閉鎖への懸念も燻る中で上値の重い展開が予想される。
また、今週は日本の9月CPIが発表され日銀の動向に注目が集まりそうだ。先週は日銀が23年度の物価上昇率を3%近くに上方修正するとの一部報道もあり、もし物価上昇を示すものとなれば円買いのきっかけになる。ただ、頑なに緩和政策継続姿勢を崩さない日銀であり、影響も一時的とみる。
全般に市場は方向性が乏しい中で、それぞれの思惑が交錯し短期的に上下の動きが激しい相場展開を予想する。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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