ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-10

[米ドル円]日米長期金利上昇

(米ドル円4時間足)



東京時間に発表された日本の9月貿易統計が大幅改善されたことで円買いが先行。ドル円は149円67銭まで下落。その後買い戻しが入ったが日本国債利回りが13年7月以来の高値を更新したことや日経平均株価の大幅安からドル円の上値は抑えられた。
この日はパウエル議長講演を控えその後はもみ合いが続いた。
注目のパウエル議長の発言は最近の強い経済や労働市場が続くようなら更なる進展が必要としたことでドル円は149円97銭まで上昇。一方で利上げに関する発言がなくドル円は東京の安値とほぼ同レベルの149円78銭まで下落。結局方向感を掴めずに狭いレンジ内での動きとなった。
150円台は介入警戒感があり腫れ物に触るような動きの一方で米長期金利の高止まりからドルの下値も限られる。
ただ、日米長期金利が少しずつ上昇するものの、米長期金利はそろそろ天井感がある一方で日本の金利上昇は日銀政策転換への思惑の糸口になるか注目したい。

ドル円予想レンジ:150円20銭~149円30銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]レンジ相場入り

(ユーロ米ドル日足)



欧州市場に入るとユーロ買いが先行。ドイツを中心に欧州債利回りが上昇して始まったことでユーロは1.0530付近から1.0580付近まで上昇。その後パウエル議長発言でドル売りが先行すると1.0616まで上昇したが、すぐにドルが買い戻されると1.0557まで押し戻された。
結局方向感が掴めずに1.05後半で引けている。
下落トレンドから買い戻しが入り、その買い戻しも一巡して再び下落するかと思われたがまだショートの買い戻しが下値でみられる。
来週のECB理事会までは方向感は出にくいことから1.06ミドルから1.05のレンジ相場に入ったとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.0620~1.0550(50%)

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[豪ドル円]豪雇用統計で豪ドル売り

(豪ドル円日足)



昨日の東京時間に発表された豪州9月雇用統計では雇用者数が0.67万人と予想の2万人を下回り、前月の6.33万人からも大幅減少。失業率は3.7%から3.6%に低下したものの労働市場の弱さが懸念された。また、中国新築住宅価格の弱い結果もあり豪ドル円は95円付近から94円33銭まで下落。
その後NY市場にかけて買い戻しが入り、雇用統計発表前のレベルを上回る95円16銭まで上昇。しかしNY株価が下落幅を拡大するとリスクオフの豪ドル売りが強まり94円台に押し戻されて引けている。

中国不動産リスクの高まりから豪ドルの上値は抑えられる一方で、中東情勢の地政学的リスクは豪州にとっては火の粉をかぶりにくいとの見方から今の段階で影響は低い。
目先方向感が乏しい中で当面は96円から94円でのもみ合いが続くとみている。

豪ドル円予想レンジ:95円20銭~94円20銭(61.8%)

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[全般]パウエル議長発言はハト派?

注目のパウエル議長発言は予想程タカ派ではなかったとの見方からドル売りで反応。

昨日の東京市場でドル円は売りが先行。この日発表された日本の9月貿易収支が大幅改善したことを受けたものだ。前月比で4250億円の赤字との予想が624億円の黒字に転換し、前年同期で赤字額が75%縮小したことでドル円は149円67銭まで下落。ただ、日経平均株価や中国株が大きく下落したことでリスクオフの円買いが進みドル円は下げ幅を縮小。また、日本長期債利回りが13年7月以来の0.84%台に上昇したこともドル円の上値を抑えた。
ただ、この日はパウエル議長の講演を控えその後は様子見姿勢が強まった。

注目のパウエル議長は講演で「FOMCはリスクや累積利上げを踏まえ慎重に進めていく」との発言で金利が低下。ドル円は149円68銭まで下落した。その後「インフレは高すぎ、更なる進展が必要」「持続的な成長を示し、労働市場が引き締まるようなら更なる進展が必要」などタカ派発言でドル買い戻しが入ったものの、結果的にタカ派ハト派どちらともとれる内容となったことで株式、債券、そして為替市場は方向感を掴めずに終わった。
ただ、市場全般に今回の発言は市場をけん制するものではあったが全般にハト派的との受け止め方が多いようだ。
いずれにしても次回のFOMC会合で利上げは据え置きとの見通しに変わりはなく、ドルの上値は限定的とみる。

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