ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-10

[米ドル円]150円の介入催促相場

(米ドル円週足)



先週のドル円は149円11銭から149円99銭の狭いレンジ内での睨み合いが続いた。
150円台では介入が実際に入るのかを試しに行きたくて仕方ないといった感じだ。
もし、150円を超えていけるようなら昨年10月に付けた高値151円94銭を再度試しに行くとみる。ただ、逆に150円前半で折り返すようなら直近のダブルトップを付けることになる。
日銀は依然として緩和政策継続姿勢を崩していないものの、10年債利回りは13年7月以来の0.84%まで上昇。先週発表された日本の貿易赤字も前年同期比で75%縮小するなど円安要因が少しではあるが崩れ始めている。
一方、FRBの引き締めは最終局面に近付いていることから、そろそろドル円の天井観が出始めても良いころではある。
今週発表の米PCEデフレーターがカギを握る。

本日のドル円予想レンジ:150円20銭~149円60銭
今週のドル円予想レンジ:152円00銭(BB上限)~148円00銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ECB理事会で下降トレンド再開か

(ユーロ米ドル日足)



先週のユーロはボリンジャーバンドを下回って始まったことで売りが先行。しかし、米長期金利が上昇したことで再びバンドを上抜けるなど下降トレンド再開とはいかなかった。
今週はECB理事会が開かれるが金利据え置きが予想されている。ただ、ラガルド総裁が中東情勢の激化や原油高により物価上昇への懸念が示される可能性が高く、一時的にユーロ買いが強まるとみている。
一方で、市場は欧州景気減速懸念が広がる中でスタグフレーションリスクを懸念し、最終的にユーロ売りが強まり下落トレンドに戻るか、或いは短期的なもみ合いに入るとみている。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0640(BB上限)~1.0500(76.4%)

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[カナダドル円]ラウンドトップ

(カナダドル円日足)



今週はBOC政策会合が開かれるが前週に発表されたカナダ9月CPIが予想を下回ったことで今回の会合で政策金利据え置きが予想されている。ただ、その前に発表された雇用統計では賃金上昇が続いており、声明では引き締め継続が示される可能性が高い。
また、中東情勢の激化による原油価格上昇もカナダドルの下支えとなる。
しかし、テクニカル的にはラウンドトップを付けて目先天井を付けた可能性が高く、一時的に上昇トレンドラインを下回る場面もありそうだ。
ただ、日銀との金融政策の違いによる上昇トレンドは継続するとみている。

今週のカナダ円予想レンジ:110円00銭~108円40銭(76.4%、BB下限)

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[全般]中東情勢と米インフレ指標

先週は米長期金利が2007年7月以来の高水準まで上昇。パウエル議長の講演では特に利上げに関しての発言はなかったものの、ここにきて金利が上昇したことで利上げの必要性がないとするなど、最近の金利上昇はコナンドラムとみられる。結果的にドルは底堅い動きが今週も継続するとみるが。
一方で日本の長期金利も13年7月以来の0.84%まで上昇。日本の貿易赤字額が75%縮小するなど一方的な円安にも歯止めがかかる。
しかし、市場の注目はFRBの金融政策であり、今週発表される米PCEデフレーターに注目が集まる。市場は前月から鈍化を予想しているが、もし予想を上回ったとしても今月末のFOMC会合での利上げの可能性は低い。ただ、引き締めが長期化するとの見方からドルの底値は浅そうだ。
ただ、上値にも限度がある。バイデン大統領はウクライナに加えイスラエルに対する資金援助を決めたものの下院議長の選任が難航。来年度の予算案が成立しなければ再び政府機関が閉鎖に陥るなどドルのリスクも高まる。
また、今週も中東戦争の地政学的リスクにより世界の株式市場の下落が止まらないようならリスクオフの円買いがドル円の上値を抑えるものの、150円で介入が入るのか、市場は試しに行く可能性が高い。

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