ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-12

[米ドル円]ドル巻き戻しの後は再び

(米ドル円日足)



147円を挟んでのもみ合いが続いたドル円だったが欧州市場に入るとドル買いが先行し147円77銭まで上昇。一旦は押し戻されたがNY市場では複数のFRBメンバーによるタカ派発言やシカゴ購買部景気指数の結果を受けドル買いが一段と進みドル円は148円51銭まで上昇。
今日のパウエル議長講演では市場の早期利下げ観測をけん制する発言が予想されることから、その前にドルを買い戻そうとする動きとみられる。約2週間で5円近く下落した反動とみてよいだろう。
タカ派発言前後でドルは一段と買戻しが入る可能性が高いが、インフレ鈍化傾向による利上げ終了、そして来年早期利下げへの市場の見方は変わらない。
戻り売りスタンスで臨みたい。

ドル円予想レンジ:149円00銭(76.4%)~147円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]パウエル議長とラガルド総裁発言

(ユーロ米ドル日足)



昨日の欧州市場でユーロ売りが先行。前日の安値1.0960付近を下回ると断続的に損切りを巻き込み1.0910まで下落。この日発表された11月HICPも予想を下回り物価鈍化傾向が示されたこともユーロ売りを促した。その後買い戻しも見られたが米長期金利が上昇したことでドル買いが進みユーロは1.0880付近まで下落して引けている。
今日は欧州時間にラガルド総裁、NY時間にはパウエル議長講演が控える。
ラガルド総裁は依然インフレがピークに達していないとの見方を改めて示すとみられるが、市場は早期利下げ観測が広がっている。
一方でパウエル議長は市場の思惑をけん制するタカ派発言が予想されることから、二人の発言からドル買いユーロ売りが進むとみている。

ユーロドル予想レンジ:1.0950~1.0830(50%、BB中心)

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[カナダドル円]カナダ雇用統計

(カナダドル円日足)



昨日発表されたカナダ7-9月期GDPは-1.1%と前回の1.4%から下方修正されたがカナダ売りは一時的で上昇に転じた。景気減速により利上げ期待が後退する中での上昇となった。
今日はカナダ11月雇用統計が発表される。前月5.7%と22年1月以来の悪い結果となった失業率が今回は更に5.8%に上昇すると予想される。予想通りであれば本来はカナダ売りで反応することになるが、カナダドルは7月から底堅い動きが続いている。
ボリンジャーバンドも109円を中心に107円から111円のレンジ相場継続。
レンジの下限に近付いたところでは買いを入れておきたい。

カナダ円予想レンジ:109円80銭(76.4%)~108円80銭

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[全般]パウエル議長発言に注目

昨日はこれまで低下していた米長期金利が上昇すると同時にドルの巻き戻しが入るなどドル全面高。
昨日の東京市場ではFRBの利上げサイクル終了との見方がこの日も継続しドル全体が安値圏で推移。ドル円も147円を挟んでのもみ合いが続いた。
欧州市場に入るとユーロ売りが先行。ユーロ圏HICP発表を前に既に利上げ終了との見方が先行したと思われる。
ユーロ安に攣られてポンドも下落するとドル全般に買い戻しが強まりドル円も147円後半に上昇。NY時間に発表された10月PCEデフレーターは予想通り鈍化傾向が示された。一方で複数のFRBメンバーによるタカ派発言により米長期金利が上昇。
デイリーSF連銀総裁は「利上げが完了したかどうか考えるのは時期尚早」と発言。ウィリアムズNY連銀総裁も「インフレ圧力が続けば再び利上げの可能性」など、利上げ終了との見方をけん制する発言でドルの巻き戻しが強まった。

本日のNY時間にはパウエル議長講演に注目が集まる。
来週からはブラックアウト期間に入ることからFOMCを前に最後の発言となる。
昨日のFRBメンバーの発言と同様にパウエル議長も市場に広がる過度な利下げ観測などをけん制する可能性が高い。市場はそれを見込んだように既にドルの買い戻しを入れているとみられる。実際にタカ派的な内容となれば一段のドル買いが予想されるものの、市場の見方は変わらず、戻り売りが入ると予想する。

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