ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-02

[米ドル円]150円の大台と介入警戒

(米ドル円日足)



FRBの早期利下げ観測が後退したことでドルが買われる一方、日銀がマイナス金利解除後も緩和政策継続姿勢を示したことで円が下落。結局ドル円は今年最高値となる149円57銭まで上昇。ただ、150円に近付いたことで介入警戒感もあり高止まり状態が続いている。
今週は米CPIや小売売上高、そしてミシガン大学消費者態度指数など、今後のFRBの政策に影響を及ぼす指標発表が相次ぐなかでドル円は150円上抜けのタイミングを探る展開が予想される。ただ、既に早期利下げ観測が後退する中で、150円を上抜け出来ないようならこれまでのドル高調整が一気に強まる可能性が高い。
また、今週は米国債利払いのレパトリエーションや、日本のGDPなど、円安が続いた場合その反発に繋がる材料もある。
金利差拡大によるドル円の買いの勢いが加速するのか、或いはその反動の売りに転じるのか、150円はクリティカルポイントとして注目。

本日のドル円予想レンジ:149円80銭(BB上限)~149円00銭
今週のドル円予想レンジ:152円00銭~147円20銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]狭いレンジで綱引き

(ユーロ米ドル日足)



先週は欧州各国中銀総裁やECB理事など、早期利下げをけん制するタカ派発言が相次いだものの上下72ポイントの狭いレンジ内の動きに留まった。パウエル議長の発言でFRBの早期利下げ観測が後退したものの米長期金利は4.1%台での狭いレンジに留まるなどドルとユーロは綱引き状態が続いた。
今週は米CPIなどの物価関連指標が物価鈍化傾向を示すようならこれまでのドル高修正の動きが強まりダブルボトムの1.07をブレークする可能性が高まる。
もし、パウエル議長の発言を裏付けるような結果となったとしても既に早期利下げ観測が後退する中でユーロの上値は限られる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0830(61.8%)~1.0730(BB下限)

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[豪ドル円]豪州雇用統計

(豪ドル円日足)



先週開かれたRBA政策会合では予想通り政策金利は据え置かれたが声明文では「更なる金利上昇の可能性は排除できない」としたことで豪ドルは上昇。その後ブロック総裁は「利下げ前にインフレ率が目標バンド内に戻っている必要はない」としながらも「現時点で理事会は更なる利上げを否定していないが認めたわけでもない」など政策金利を引き上げる可能性も燻る中で結局保ち合いの上限近くまで戻った。
また、内田日銀副総裁の緩和政策継続姿勢が示されたことも豪ドル円の買い戻しを促した。
今週は豪州1月雇用統計が発表されるが、前回は-6.5万人と雇用者数が予想を下回ったことで豪ドルは売られたが、今回はその反動もあり+3万人が予想される。買いの勢いが残る中で予想通りであれば今年の高値97円88銭を再度試す展開が予想される。

今週の豪ドル円予想レンジ:97円90銭(BB上限)~96円70銭

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[全般]米物価指標と円安の反動

先週はパウエル議長による3月利下げの可能性は低いとの発言を受けドル買いが先行。ただ、前週末の米雇用統計の結果を受けドルが大幅上昇した後だけに上値は限られた。
その後も利食い売りなどもありドルは徐々に頭を下げていきドル円も上値の重い展開が続いた。
しかし、その後内田日銀副総裁が「マイナス金利解除後もどんどん利上げするパスは考えにくい」「緩和的な金融環境を維持」など、その他具体的な金融政策運営について初めて発信したことで円安が進みドル円クロス円共に上昇。ドル円は149円47銭となり150円の大台に近付いた。しかし、流石に150円付近になると介入警戒感などもあり上値は抑えられた。
また、先週はNZドルや豪ドル、そしてBOEなどの中央銀行の利上げの可能性も示唆するなど対ドルだけではなく他の通貨との金利差拡大が意識された。

今週は円安が進んだことで介入警戒感が燻る中でドル円は神経質な展開が予想される。
今週は日本の10‐12月期GDPが発表され2四半期ぶりにプラス成長が見込まれることから円買いがどこまで進むか注目される。また、今週15日は米国債利払いのレパトリエーションもありドル円の反落にも注意したい。
米CPIやミシガン大消費者態度指数などFRBの政策に影響を与える指標も発表される。
既にFRBの早期利下げ観測が後退している状況下で、もし物価鈍化を示す結果となればドル売りが強まることになる。先週はNYCB(ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ)の格付けがジャンク級に引き下げられるなど金融不安が燻る中でドルの上値も限定的。
今週はこれまで進んだドル高円安の反動が入るのか、或いはドル高円安の流れが継続するのか節目の週になりそうだ。

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