ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-03

[米ドル円]保ち合いの上限151円

(米ドル円日足)



先週は米長期金利上昇によりドル円は150円83銭を付けたが150円付近まで押し戻された。その後150円84銭まで上昇したところで神田財務官の口先介入や高田日銀審議委員の早期利上げを示唆する発言で円全面高。更に米PCEデフレーターの結果を受け149円21銭まで下落。その後は月末や期末のドル買いも入ると150円71銭まで上昇したが、米ISM製造業景況指数の結果を受け150円前半に押し戻されて引けている。結局三回保ち合いの上限となる151円上抜けをトライして失敗。流石に151円の上値の重さを確認したことで今週は下値を試す展開が予想される。
今週は東京都のCPIが発表され、改めて早期利上げ観測が意識されそうだ。
また、パウエル議長の議会証言ではこれまでのタカ派寄りのトーンが下がるようならドル売りが強まるためドル円は上値の重い展開を予想する。
もし、151円を上抜けるようなら昨年の高値151円90銭を目指す。

本日のドル円予想レンジ:150円50銭~149円90銭
今週のドル円予想レンジ:150円90銭~148円40銭(50%、基準線)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[ユーロ米ドル]ECB理事会とパウエル議長の証言

(ユーロ米ドル日足)



先週のユーロは1.0865から1.0796の狭いレンジで膠着状態が続いている。
ECBの利下げ時期がFRBの利下げ前になるのか後になるのか見通せない。
今週はECB理事会の声明や、ラガルド総裁の発言などから利下げ時期が4月になるのか6月まで据え置かれるのかに注目。
一方、パウエル議長の議会証言でFRBの利下げ時期を探ることになるが結果的に明確な時期は見通せずに終わりそうだ。ただ、経済からみて強い米国に対して欧州の弱さが目立つ中でユーロの下降トレンドは継続。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0880(BB上限)~1.0770(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[カナダドル円]BOC政策会合

(カナダドル円日足)



先週は高田日銀審議委員の発言で日銀の早期正常化への思惑からカナダ円は金利差縮小が意識され下落。週末には買い戻しも入ったが今週も上値の重い展開を予想する。
今週はBOC政策会合が開かれるが5回連続の据え置きが予想される。前回発表されたカナダ1月CPIは2.9%と7か月ぶりに3%を下回った。市場は6月会合までに利下げを実施するとの見方もあり、何らかの示唆があれば一段の下値を探る展開が予想される。
また、前回1月の雇用統計では強い結果が示されカナダ買いに繋がった。しかし、今回は雇用者数が減少し失業率が上昇すると予想され、利下げがより確実とみてカナダ円売り圧力が高まりそうだ。

今週のカナダ円予想レンジ:111円20銭~109円60銭(38.2%、BB下限)

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[全般]パウエル議長の発言と東京都CPI

先週は米長期金利が4.3%台に上昇するとドル円は151円に迫る場面も見られたが、その後ハト派の高田日銀審議委員が「2%物価目標の実現がようやく見通せる状況になってきた」との発言から円買いが強まりドル円は下落に転じた。また、米1月PCEデフレーターが予想通りで21年2月以来、伸びが鈍化したことからドル売りが加速。ドル円は149円前半まで下落。しかし、月末で期末ということもありドルの纏まった買いが入ると150円後半まで買い戻される往って来い。週末に発表されたISM製造業景況指数が予想を下回ると再び150円前半まで押し戻されるなど方向感を掴み切れずに引けている。

日銀がそろそろ正常化に向かい始めるとの見方が広がる中で今週は東京都の2月CPIが発表され注目が集まる。前月の1.6%から2.5%に上昇が予想されており先週の高田日銀審議委員の発言を裏付けるものとなれば円買いに勢いがつく可能性が高い。
また、今週はパウエル議長の議会証言にも注目。これまで市場の早期利下げ観測をけん制する発言が聞かれたが、先週発表されたPCEデフレーターは伸びが鈍化。コア・デフレーターも2か月連続で3%を下回ったことで利下げ時期が早まる内容が示されるようならドル売りに勢いがつく可能性もある。
週末には米雇用統計が発表されるがパウエル議長の発言の後ということもあり注目度はいつもより低い。ただ、パウエル議長の発言で相場が大きく動くようならその反動に繋がる可能性もあるので注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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