[米ドル/円] 買い戻し先行

ドル/円は波乱含み、市場ではUBS(スイス大手銀行)増資計画が好感され、リーマン・ブラザーズ・ホールディングス(米大手証券)による優先株発行が供給不足となったことから「信用収縮に対する警戒感」が後退、ファンド・短期筋を中心に「ドル買い戻し」が先行、ドル/円も101円台後半に水準を戻している。内外アナリストの大半が「ドル下落」を見込んでいるだけに「売り過ぎ」も致し方がないところだが、今後はアナリスト予想も多少は修正されると見ている。ただ、若干改善されたとは言え、当面は不安定な推移が続くことは避けられず、上下に振られる「波乱含み」の展開。前日(米国時間)に発表された米・3月ISM製造業景況指数は、48.6と市場予想(中央値/47.5)を上回り、好不調の判断を分ける50を下回ってはいるが、落ち込みが避けられたことは好感される。米国時間に発表される米・2月製造業受注は、前月(1月/-2.5%)から改善が予想(-0.8%)されている。一方、ADP(オートマティック・データ・プロセッシング)3月全米雇用報告は、民間部門雇用者数を4.8万人減少と予想しているが、このところ米雇用統計との差が大きく、強弱どちらであれ、結果を「鵜呑み」にすることは避けたい。思惑交錯からドル/円は上下に振れる可能性が高く、ポジション構築には余裕が必要。下値は97円近辺、上値は104円近辺。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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