ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-12

[全般]日米金融政策会合を前に市場全般に調整色強まる

先週末に日銀の追加緩和期待の高まりから円が一斉に売られた反動が出て、円の買い戻しが入った。同時にドルもつれ安となるなど、先週末の調整の動きが目立ったが、それもほぼ一巡したように見える。依然として円高への恐怖感は漂うものの、この後のFOMC会合や、日銀会合を控え慎重な取引が目立ち始めている。
週明け東京市場は先週末の円安の勢いが継続し円売りが先行。しかし、急速に円安が進んだ警戒感もあり、ドル円は前回の高値と面合わせした後下落に転じた。ドル円だけではなくクロス円全般に前日上昇分の調整の売りが出ると、上昇して始まった日経平均株価も下落に転じた。これが更に円買い戻しの動きを強め、ドル円は111円前半まで下落。
欧州市場に入り、円買い戻しは一服。ところが米長期金利先物が下落したことから次はドル売りが強まり、ドル円は111円を割り込んだ。
NY市場ではこの日発表された米3月新築住宅販売が51.1万件と予想の52万件を下回ったことでドルが売られる場面も見られたが影響は限定的。
この日の原油価格は特に材料がない中で1ドル余り下落すると、NY株式市場は3指数ともに小幅下落。資源国通貨なども原油安の影響で利食い売りが散見され軟調な地合いとなった。
一方、ユーロやポンドはドルに対して堅調な地合いとなるなど、相場全体に方向感は見られない。明日のFOMCを控え、これまでのポジション調整が入ったとみられる。
今回のFOMCでは利上げの可能性はほぼないとの見方で市場のコンセンサスは一致。6月の利上げの可能性も今のところ市場の見方は低い。しかし、原油高や海外市場の安定などを考慮すると前回以上にハト派的になることはないとみてよい。寧ろ、タカ派的な見方が少しでもあればドル高に傾く一方で、株価が下落しリスクオフの円高に繋がる。
今日のNY時間には米国耐久財受注やケースシラー住宅価格の発表があり、一時的な動きがあっても「往って来い」になりやすい。調整後も終わり、市場全般に慎重な動きが強まりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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