[全般]日銀会合と米GDP
FOMCの声明文には「経済状況はFF金利の緩やかな引き上げのみを正当化する」「金融政策は引き続き緩和的で、FF金利見通しは経済見通し次第」とするなど、これまでと同様の内容を踏襲。一方、懸念された海外情勢に関しては「海外情勢が見通しに与えるリスク」との文言を削除し「世界経済や金融市場の動きを注視」と表現を弱めた。これは、利上げへの足枷の一つが徐々に後退していることを示すものだ。一方、景気判断に関しては「減速した模様」とし、国内景気が後退したことで、総合的にみるとどちらにも偏らないものとなった。それは、寧ろ6月の利上げの可能性も残すものであり、今後の米経済指標を見極めることになる。今日のNY時間には米1-3月期GDP速報値が発表される。予想は0.7%と前回の1.4%から大きく下方修正されるが、ほぼ想定内。予想以上に悪化するようなら一時的にドル売りに繋がるとみるが、一方で株式市場は上昇。リスク選好の円売りが綱引きとなり、ドル円の動きは限定的とみる。
今日の市場の注目は日銀政策会合に集まる。
既に、市場は金融機関へのマイナス金利適用を検討するといった報道で織り込み済みとなった。そのタイミングは政策金利幅の拡大時とされており、更なる追加緩和が加わらない場合には円は失望買いが強まることになりかねない。更に、株価が再び下落に繋がることから、日銀としてはマイナス金利への批判などもある中で、市場の満足いく追加緩和を実施せざるを得ない状況になった。
いずれにしても、FOMCと日銀会合を終了した時点で、最終的に円高に大きく振れないようなら一先ず安心感が広がるだろう。
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