ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-02

[全般]日銀の大胆な追加緩和期待剥落

東京市場は前日のNY市場でドル円や株式市場の堅調な地合いを引き継ぎ底堅い動きでスタートした。東京市場が引けたところで日銀内に巨額な量的・質的緩和の継続に対し懸念を示す意見が増えているとの報道が流れたが市場への影響は限定的となった。
ところがその直後に黒田総裁が「ヘリコプターマネーの必要も可能性もない」と発言したとのBBCによる報道が流れるとドル円は下落。ポンド円などのクロス円も巻き込み一気に円高が進んだ。その後、このインタビューは6月中旬のものだとわかり買い戻しが入ったものの、上値は切り下がった。
欧州市場ではこの日ECB理事会が開かれ、政策金利0.25%を据え置くことで決定。予想通りの結果となり市場の反応は見られなかった。
その後のドラギ総裁記者会見では全般にこれまでの発言を踏襲するもので、特に新たな追加緩和策が打ち出されなかったことでユーロは上昇。しかし、ブレグジットの影響を受け、欧州の景気見通しに下振れリスクがあると発言。一転してユーロは対ドル対ポンドなどのクロスでも売りが強まった。
NY市場では株式市場が三指数ともに下落。原油価格も下落するなどこれまでの楽観的なムードも後退し全般に一服感が広がった。この日発表された新規失業保険申請件数や中古住宅販売件数などは好調な結果を示したものの、これまでの上昇の調整に押されたと考えられる。米国経済の好調な流れに変わりはないとみてよいだろう。
一方、日銀の大胆な追加緩和期待が一部剥落したことで、円安の流れにストップがかかった。黒田総裁のヘリコプターマネーに関するインタビューは6月中旬という事で、その後変化した可能性がある。しかし、市場には疑心暗鬼が広がったことは確かだ。
逆に言えば、これでもしヘリコプターマネーを実施した場合は円安が一気に進むことになる。ガス抜きを先にしてしまったようにも見える。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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