[米ドル/円] 買い戻し先行

ドル/円は突っ込み買い、前日はノワイエ仏中銀総裁が利上げ示唆する内容と市場に受け取られた発言を修正、欧・米市場では、対ユーロを中心に「ドル買い戻し」が先行。ドル/円も現時点で、103円台後半(東京/午後2時前)に水準を戻している。金利見通しに関しては、FRB(連邦準備制度理事会)要人筋にも「利下げ効果」に対し懐疑的な見方があり、インフレ圧迫増大も懸念されることから、一時は「追加利下げ(0.25%)」を100%織込み、「大幅利下げ(0.50%)」予想確率が30%を超える水準に達していた市場でも、「大幅利下げ観測」予想は消滅、「追加利下げ観測」も80%程度に水準を下げている。また、来週に開催(4月30日)が予定されるFOMC(公開市場委員会)で「追加利下げ」を決定された場合、当面は金利を据え置く可能性が高いとの見方が拡大している。「金利差拡大」を手掛かりとする「ドル売り」には無理が生じ易く、当面は米経済指標・企業業績に関心が高まる見通し。米国時間に発表される経済指標では、前週(37.2万件)から増加が予想(37.5万件)される週間新規失業保険申請件数が注目される。大幅に落ち込めば「ドル売り」に繋がる可能性が高い。また、「主要企業業績」が市場予想を上回れば「ドル売り」を後退させることになる。当面、ドル/円は「突っ込み買い」、地合が不安定なだけに積極的にドルを買い進むことは難しく、101円台割れを待って買い拾いたいところだ。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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