[全般]政治相場で円買い継続
今週も28日の大統領議会演説を控え神経質な展開が予想される。
先週はFOMCメンバーが連日早期利上げの可能性を示すなど金利面ではドル買い材料が目立った。しかし、ムニューチン財務長官が短期的なドル高懸念を示した。また、トランプ氏が中国やメキシコの貿易赤字に対して非常に厳しく対応すると発言。更に、FOMC議事要旨のなかでもドル高が米国の下向きリスクとの指摘があったことからドルの下押し圧力となった。
一方、NYダウは11日連続で上昇し、原油価格も1バレル54ドル台に上昇するなどリスクオンの動きとなったが円安には向かわなかった。寧ろ、トランプ政策の不透明感から安全通貨の円に資金が流れ込んだ。
今週28日(実際には日本時間の3月1日)の議会演説では驚くような税制改革などが発表されるとの見方があった。しかし、ムニューチン財務長官が「税制改革は8月までに議会を通過」と発言。今回の演説では具体策が示されないのではといった懐疑的な見方も浮上。トランプ氏への政策期待への失望感が広がればドルの下落リスクは高まる。
3月はオランダの選挙を控え、その後には注目のフランス大統領選といったイベントリスクが続く。3月の利上げ期待は高いものの、それ以上に市場は政治的なリスクを警戒。
今週も安全通貨としての円が買われやすい状況は続きそうだ。
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