[全般]指標悪化の中でも円全面安
一方、欧州市場でユーロを中心にクロス円の買いが活発となりドル円もつられて111円70銭付近まで上昇。ドイツの6月IFO景況感指数が予想を上回ったことや、イタリアの二つの銀行に対して公的資金投入が承認されたことなどが好感された。
また、英国でもメイ首相率いる保守党と地域政党とが閣外協力をすると合意したことも市場に安心感が広がった。
NY市場ではこの日発表された米耐久財受注が-1.1%と予想の-0.6%を下回ったことからドルは全面安。ドル円は111円30銭付近まで押し戻された。
しかし、NYダウが一時110ドル超上昇したことや原油価格が反発。リスク回避の円売りの動きが強まるとドル円はストップロスを巻き込みながら111円93銭まで上昇。
結局この日は円が全面安となりクロス円やドル円は高値圏での引けとなっている。
米経済指標はここにきてまだら模様で米長期金利も依然として低水準で推移。原油価格も下げ止まったとはいえ依然として40ドルを割り込むとの見方が消えていない。
株式市場は高いレベルにあるものの調整的な売りに上値が抑えられるなかで円が売られている。この動きは、目先大きなイベントリスクがないことから、これまでの円高の反動とみる。
今日のNY時間にはケースシラー住宅価格指数やリッチモンド連銀製造業指数、そして消費者信頼感指数といった指標が発表される。普段であればそれほど注目されないものの、イベントが少ないだけにそれぞれ市場は反応しやすい。
今日最も注目されるのはイエレンFRB議長の講演。最近の経済指標に関して悲観的な発言が出るのではといった見方もある。しかし、他のメンバーの発言を見ても強気の姿勢を続けると思われる。
今日もドル円クロス円ともに底堅い動きが予想されるが、短期的な動きに終わる可能性もある。上昇場面では利食い売りを入れていきたい。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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