ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-12

[全般]欧州リードの金利高株安

東京市場では早朝に公開されたFOMC議事要旨でバランスシート縮小時期に関して内部のコンセンサスが取れていなかったことからドル円は上値の重い展開で始まった。
日経平均株価も軟調な地合いで始まるとドル円は113円を割り込み112円に下落した。
しかし、112円台での買いの強さからすぐに反発。欧州市場ではユーロやポンドが上昇して始まるとクロス円を中心に買いが入りドル円もつられて上昇。113円ミドル付近に押し上げられた。この日公開されたECB議事要旨では改めて量的緩和縮小の可能性が示されたことから欧州各国の長期金利が上昇し株式市場が下落した。
NY市場ではADP雇用統計が15.8万人と予想の18.5万人を下回るとNYダウを中心にS&Pやナスダックなど三指数ともに大幅下落。
一方、米長期金利は2.4%近くまで大きく上昇するなど欧州の株や債券の影響を受けた格好だ。
ECBのテーパリング期待が米国の金利を押し上げると同時に、株式市場が下落するという金融相場の典型的な動きとなった。FRBの利上げが進んでも米国長期金利が低迷していたのは、その他の国が異常な緩和政策を継続していたためだ。それが、今回ECBやBOE,そしてBOCといった主要各国が緩和政策の転換を示したことで相場に変化をもたらした。
昨日は日本の長期金利も一時0.1%を付けたことで日本の金融政策に影響を及ぼす動きがみられた。日銀が指値オペを見送ったことが要因だが、買い入れ額を倍増するとの見方もあり金利は今後も抑えられるとみられる。
円を売ってユーロやポンドを買う動きも継続するとみる。
今日の米雇用統計ではADPの悪化により雇用者数が予想を下回る可能性がある。ただ、市場は完全雇用の状態では雇用者数の伸びは鈍くなることを既に織り込んでおり注目は賃金の上昇に集まる。もし、予想を下回るようならドル売りが強まる場面も見られそうだが、それは一時的とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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