[全般]円売りとドル売りでクロス円上昇
先週はトランプ大統領の長男が選挙中にロシア人弁護士と会談したことが伝わり政治リスクの高まりからドル円は下落に転じた。ドルへの懸念が高まるなかイエレン議長が議会証言でハト派的な発言をしたことでドルはさらに下落。
イエレン議長やその他のメンバーが軟調なインフレに対する懸念を示す中で週末に発表された米6月消費者物価指数や小売売上高が予想を下回ったことでドル売りの動きが加速。週初に114円ミドルまで上昇したドル円も112円前半に押し戻された。
一方、NYダウは連日最高値を更新。原油価格も週間在庫の減少などから堅調な地合いが続きリスクオンの動きが広がった。また、カナダが政策金利を米国に続いて引き上げるなど世界的な低金利時代の転換を示す先駆けとなった。この動きを受けクロス円全般に買いが進行。特に資源国通貨に対する円売りの動きが目立つ。
今週は日銀政策会合やECB理事会が開かれることからクロス円を中心とした円売りの動きがさらに高まる可能性が高いとみる。
日銀政策会合では今後も異次元緩和の継続が示されるとみられるなかで、ECB理事会ではQE縮小に向けたスケジュールを9月の理事会で検討するとの内容が示されそうだ。
他の各国中銀も緩和政策の転換に動き始めればドルが売られやすい地合いとなる一方、日銀だけが緩和政策の継続を示すことで円売りの動きも同時に強まる。
結果的にドル円の上値も限定的となることから、買いを入れるのであればクロス円の方がパフォーマンスは高くなる。
特に、ここにきて豪ドルやカナダドル、ランドなどの資源国通貨で対円での上昇が目立つと同時にポンドの買いも強まっている。
ただ、これらは急速な上昇に伴う調整の売りが強まる可能性もあり十分注意したい。
一旦下落が始まれば損切りを巻き込みながら予想外の下落幅となりやすい。
一旦ポジションを縮小して、売りが一巡したところで再度買いを入れておきたい。
今週のもう一つの注目材料としてはオバマケア修正法案の採決に注目が集まる。
過半数を得るのは難しいとされるが、もし可決されるようならトランプ政策への期待の高まりから再びドル上昇のきっかけになるので注目しておきたい。
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