[米ドル円]トランプ政権への懸念と円売り

日銀会合では物価見通しの引き下げに加え物価2%の目標達成時期を1年先送りした。中央銀行としてはこのような状況では追加緩和を実施するものだが、日銀は政策金利据え置きを決定。しかし、ドル円の売りに反応せず寧ろ上昇。黒田総裁がテーパリングについて言及しなかったことを好感したためだ。一方、ECB理事会では来年からのテーパリング期待がふたたび強まりユーロ円が上昇。ドル円は一時112円49銭まで上昇したが、その後急落。
モラー特別検察官がトランプ大統領のビジネスまで捜査範囲を拡大するとの報道でドルが全面安となりドル円は111円49銭まで下落。その後111円後半まで買い戻しが入り引けている。
日銀の緩和政策の継続姿勢が示されたことで中期的な円売りの動きに対して政治リスクが上値を抑える格好となった。
これまで何度もトランプリスクで下振れがあったものの、すぐに戻すなど一時的な影響とみてよいだろう。
前日の安値111円55銭とほぼ同レベルで下げ止まったことで目先ダブルボトムを形成した可能性が高い。
週末ということもあり、再度111円ミドル付近の底堅さが確認されたところではドル買いを入れていきたい。
ドル円予想レンジ:112円70銭(BB中心線、38.2%)~111円55銭
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